韓国サムスン電子の日本法人でスマートフォン(スマホ)事業を手がけるサムスン電子ジャパンは26日、堤浩幸最高経営責任者(CEO、54)が7月末に退任していたことを明らかにした。堤氏は2015年12月に同社初の日本人トップとなったが、就任期間は約7カ月だった。同社は退任理由を「一身上の都合」と説明している。
堤氏の退任後は常務の金賢周氏(52)が代表取締役を務めており、CEOは不在の状態が続いている。
日本のスマホ市場が成熟する中、同社は販売のテコ入れが課題だ。15年には全従業員の約25%にあたる約100人を削減した。