韓国のテレビ局JTBCは24日、朴槿恵(パク・クネ)大統領に近いとされる女性、崔順実(チェ・スンシル)氏のパソコンを入手し、分析した結果を伝えたが、同局が報じた崔氏のパソコン画面には「私だけの切手-写真交代」「切手事案」「切手提案(1)」「切手提案(4)」というイメージファイルもあった。これは2013年2月25日、朴大統領の就任式に合わせて発行された「第18代大統領就任記念切手」と関連がありそうだ。崔氏が朴大統領の就任記念切手に使用された写真の選定やデザインにも介入した疑惑が持ち上がっている。
郵便局は当時「私だけの切手」というサービスで朴大統領の就任記念切手(写真)を発行した。朴大統領の若いころから大統領候補だったころまで、さまざまな姿を収めた切手15枚がセットになっていた。
最大野党「共に民主党」のシン・ギョンミン国会議員は25日、国会未来創造科学放送通信委員会の全体会議で、この問題をめぐり未来創造科学部(省に相当)の崔陽熙(チェ・ヤンヒ)長官を追及した。
シン議員は「就任切手は発行当時『家族写真か』『野暮ったい』という指摘や批判が多く、デザインの『デ』の字も知らない人が面白半分に作ったものでは、という話まであった」とし「そのときの疑問が今、少し解けた」と述べた。その上で「これが1億6400万ウォン(現在のレートで約1500万円)かけて218万枚作られた。実際のデザインを誰がやったのか、調べてこい」と崔長官に迫った。