京料理を「ハラール」で　イスラム教徒向けに教室

　京料理を海外に広めようと、イスラム教の戒律に沿う「ハラール」に対応した和食の料理教室が２９日、京都市の京都料理学校で開かれた。参加した留学生から改善点など意見を聞き、将来的にはイスラム圏からの観光客向けの教室に発展させたい考えだ。

　企画した「京都ハラールネットワーク協会」によると外国人観光客の増加に伴い、京都でも酒や豚由来の成分を使わないイスラム教徒に配慮した飲食店は増えるとみられる。本場の味に触れるとともにレシピを覚えれば、帰国後も広く京料理を楽しんでもらえると期待している。

　この日は市内の大学に通う留学生らイスラム教徒約２０人が参加し調理に挑戦した。