日中韓経済貿易相会合 FTAなどで意見交換か

日中韓経済貿易相会合 FTAなどで意見交換か
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日本と中国、それに韓国の経済貿易相の会合が、29日午前から東京で開かれ、3か国によるFTA=自由貿易協定や、アジアの16か国による経済連携の交渉を進展させるためどのような対応が必要か、意見が交わされているものと見られます。
日中韓の経済貿易相会合は29日午前から東京で開かれ、日本からは世耕経済産業大臣、中国からは高虎城商務相、それに韓国からはチュ・ヒョンファン(周亨煥)産業通商資源相が、それぞれ出席しています。
冒頭、世耕大臣は「足元、世界経済に不透明感が増しており、世界の成長センターであるアジアの貿易拡大を図ることが必要だ。アジアの経済大国である日中韓3か国の協力関係がさらに強固なものとなるよう議論を深めたい」と述べました。
日中韓の3か国は、4年前の2012年からFTA交渉や3か国を含むアジア地域の16か国による経済連携交渉を進めていますが、農産物や工業製品の関税を撤廃する割合などをめぐって、各国の主張には大きな隔たりがあります。
このため今回の会合では、交渉を進展させるために今後どのような対応が必要か、意見が交わされているものと見られます。
会合は29日昼すぎまで続き、終了後に共同声明を発表する予定です。