2016年10月28日03時38分
国連総会第1委員会で近く採決される「核兵器禁止条約」の交渉開始決議案をめぐり、米国が北大西洋条約機構(NATO)の加盟国に対し、棄権ではなく反対するよう求めた問題で、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は27日、圧力をかけないでと求める要請書をオバマ米大統領に送ったと発表した。
要請書は「核保有国は恐怖の論理から逃れ、核兵器のない世界を追求する勇気を持たなければならない」と述べたオバマ大統領の広島演説を引用。「『恐怖の論理』をかざして核兵器の法的禁止を求める決議案に反対するよう圧力をかけるとは、二枚舌を使うような行為で、到底許されない」と主張し、「核兵器のない世界を実現する勇気を発揮して。果断なる決断を強く望む」と結んでいる。
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朝日新聞社会部