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[ニューヨーク 28日 ロイター] -
米東部時間 価格 利回り コード
30年債(指標銘柄) 17時05分 92*14.50 2.6162%
前営業日終値 92*23.50 2.6020%
10年債(指標銘柄) 17時02分 96*28.50 1.8486%
前営業日終値 96*30.00 1.8430%
5年債(指標銘柄) 16時53分 99*20.25 1.3261%
前営業日終値 99*18.50 1.3380%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.25 0.8566%
前営業日終値 99*23.50 0.8840%
清算値 前日終値 コード
Tボンド先物12月限 162*06.00 162*14.00
Tノート先物12月限 129*17.50 129*16.50
米金融・債券市場では、米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏が国務長官
時代に私用メールを公務で使用していた問題で米連邦捜査局(FBI)が捜査を再開する
と伝わったことを受け、5カ月ぶりの高水準に上昇していた短期債利回りが低下した。
同ニュースが伝わるまでは朝方発表された第3・四半期の米国内総生産(GDP)速
報値が市場予想を超える堅調な結果となったことで、米国債利回りは総じて上昇して推移
していた。
シーポート・グローバル(ニューヨーク)のマネジング・ディレクター、トム・ディ
・ガロマ氏は、「大統領選ではクリントン氏が当選するとの確信が広がっているが、世論
調査の結果にかかわらず、接戦となる可能性もある」と指摘。「株価は上げ幅を縮小し、
(恐怖指数と呼ばれる)VIX指数が大きく上昇し、安全資産への資金逃避が見られた」
と述べた。
2年債 利回りは一時0.9%と5カ月ぶりの高水準を付けていたが、終盤
の取引では0.856%と、前日終盤の0.884%から低下。3年債、5年債、7年債
利回りもクリントン氏の電子メールをめぐる捜査再開のニュースを受け低下した。
10年債 と30年債 利回りも一時それぞれ5カ月ぶりの高水
準を付けたが、短期債のようにその後低下はせず、終盤の取引でも前日終盤より高い水準
で推移。独英国債が堅調に推移していることに加え、米GDP統計が好調だったことを反
映しているとの見方が出ている。
第3・四半期の米GDP速報値は年率換算で前期比2.9%増と、伸びは第2・四半
期の1.4%から加速し、市場予想の2.5%も上回った。これを受け、金利先物市場は
米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げを実施する確率が74%であることを示す
水準で推移している。
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