民進党の蓮舫代表=東京都千代田区の民進党本部で2016年10月、根岸基弘撮影
民進党の蓮舫代表は28日、毎日新聞のインタビューに応じ、次期衆院選に向けた公約の骨格を11月中にまとめる方針を明らかにした。
7月の参院選で掲げた重点政策「国民との約束」を、政権選択が問われる衆院選用に改定する。
蓮舫氏は「民進党イコール何? このイコールにつながるものが見えない」と党の課題を指摘。「民進党はこういう政党だということを作り、それを私が発信する」と述べた。
「財源の裏付けも含めて(検討が)進んでいる」とも語った。
蓮舫氏は「選挙の顔」を期待されているが、次期衆院選では議席を「減らすことはない」と述べ、現有の97議席(川端達夫副議長を含む)から上積みを目指す考えを示した。
民進党内では、参院議員の蓮舫氏が衆院比例代表東京ブロックの同党名簿順位1位に転出する可能性が取りざたされている。しかし、蓮舫氏は「現時点で私がどこからどのような形で出るかはまったく議論していない」と述べた。【葛西大博】