鈴木暁子
2016年10月29日00時56分
フィリピンのドゥテルテ大統領は27日、もう暴言を吐かないことを神に誓ったと明らかにした。3日間の日本訪問を終えてダバオ市に戻る機中で、「『ののしるのはやめなさい、さもないとこの飛行機は墜落する』という神の声を聞いた」といい、「やめると約束した」と話した。地元紙が報じた。
ドゥテルテ氏はオバマ米大統領に「地獄に落ちろ」、潘基文(パンギムン)国連事務総長を「ばか」呼ばわりするなど、特定の人に対する暴言や悪態で知られる。最近の中国や日本訪問中は、公式な場ではおとなしくしていた。
ダバオ空港でドゥテルテ氏は報道陣に対し、「神への誓いは国民への誓いだ」と暴言封じを約束。だが、目の敵にしている米国や欧州連合(EU)、政敵らにも暴言を吐かないかと尋ねられると、「タイミングによる」とはぐらかした。(鈴木暁子)
トップニュース
新着ニュース
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部