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船村徹氏に文化勲章 作曲家では山田耕筰氏以来2人目

文化勲章受章会見で花束を贈られ笑顔を見せる船村徹氏
文化勲章受章会見で花束を贈られ笑顔を見せる船村徹氏
Photo By スポニチ

 政府は28日、2016年度の文化勲章を、ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった細胞生物学の大隅良典(71)、絵画・彫刻の草間弥生(87)、日本近世文学の中野三敏(80)、集団遺伝学の太田朋子(83)、小説の平岩弓枝(84)、作曲の船村徹(84)の6氏に贈ることを決めた。

 船村氏は作曲家として、1956年の山田耕筰氏以来、2人目の文化勲章受章。歌謡曲の作家としては初めてとなった。村田英雄氏の「王将」や北島三郎の「風雪ながれ旅」など、5500曲以上を書き上げた、戦後日本を代表するメロディーメーカー。会見では吉田正氏や星野哲郎氏ら、戦後歌謡界の隆盛を担った先輩の名を挙げ「先輩方の忘れ物を拾って、あちら(天国)へお届けする役目と思っている。1人が頂戴したとは恐れ多い」と謙虚な言葉で喜びを語った。

 戦争の焼け跡が残る49年に東洋音楽学校(現東京音大)に進学。親友の作詞家、高野公男氏らに「一生懸命働いている人のための歌を作れ」と励まされ「日本語の(歌詞の)素晴らしさを脇で助けること」を意識した情感豊かな“船村メロディー”で人々の心を癒やしてきた。

 5月に心臓の人工弁置換手術を受けたが「だいぶ調子がいい」と健康を強調。今後も音楽の発展に全力を注ぐことを誓った。

[ 2016年10月29日 05:30 ]

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