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小池都知事 全都民から都職員不正“チクリ”募る

定例記者会見をする東京都の小池百合子知事
定例記者会見をする東京都の小池百合子知事
Photo By 共同 

 東京都の小池百合子知事が28日、定例会見で、都民から都職員の法令違反の通報を受け付ける新制度を導入すると明らかにした。11月1日から都のホームページ(HP)に窓口となるメールアドレスとファクス番号を掲載する。

 新制度は、都政改革本部の情報公開調査チームが検討を進めてきたもので、小池知事は「外部窓口を設置し、職員の法令違反などについて、都民の皆さんから通報を受ける」と説明。都職員の内部告発を受け付ける「職員目安箱」を設置したばかりだが、今度は全都民1363万4685人(10月1日現在)から“チクリ”を募ることになる。

 通報の対象は、都職員の談合、横領、収賄などを想定。東京弁護士会所属の弁護士が対応にあたり、処分の有無や処分内容を判断する。

 小池知事は、都知事選への出馬を表明した7月6日の記者会見で「財源が豊富な東京ではさまざまな利権が発生する。どんな利権があるのか、情報提供をお願いする目安箱などを設けたい」と発言。“公約通り”に今月12日、「職員目安箱」を設置した。匿名での意見提出も可能で、すでに100件近くの意見が寄せられている。

 今回は、さらに一歩踏み込んで、情報提供の対象を全都民に広げた。都政関係者は「知事は、職員の内部告発を促す公益通報制度で、豊洲市場の盛り土問題の調査を進めているが、責任の所在がはっきりしていない。外部からも情報を集めて、盛り土問題に関与した職員を特定していく狙いもあるのでは」と話している。

[ 2016年10月29日 05:30 ]

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