蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【芸能・社会】平幹二朗さん通夜に500人 元妻の佐久間良子、12年ぶり対面2016年10月28日 紙面から
82歳で亡くなった俳優平幹二朗さんの通夜が27日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、元妻で女優の佐久間良子(77)や三田佳子(75)をはじめ芸能関係者ら約500人が弔問に訪れた。平さんは23日に東京都内の自宅で亡くなっているのを喪主で長男の俳優平岳大(42)が見つけたが、遺族によって命日は22日に決まった。 2004年の舞台共演以来12年ぶりに元夫婦が“対面”した。3年ほど前に撮影されたという、顔の下で指を組み、穏やかにほほ笑む平さんの遺影と再会した佐久間。関係者によると、通夜では親族席の末席に、毅然(きぜん)とした表情で座っていたという。 平さんと佐久間は1984年に離婚。04年に舞台「鹿鳴館」で長男の岳大含め親子3人の共演が実現したが、その後、会うことはなかったという。23日に平さんの死が明らかになった後も佐久間は肉声を発しなかったが、この日は通夜が終わり、全ての弔問客が退出した後、報道陣の前に立ち、「よくできた、近くて遠い人でした。たくさんの人に見送っていただいて、安らかな気持ちで旅立たれたと思います」とふりしぼるように心境を語った。 棺の中の平さんの表情について聞かれると「穏やかな…いいお顔でした:」と涙目で声を詰まらせた。最後に平さんにかけた言葉は「ありがとう。お疲れさま」。夫婦にしかわからないさまざまな感情を乗り越えて、この日は、一度は「夫」と呼んだ人の死を心から悲しむ「妻」の表情を見せた。 平さんの祭壇は約3000本の白いバラやカーネーションで飾られたが、俳優の葬儀でよく見られる出演作品のパネル写真や故人の愛用品などの展示は一切なかった。特別な演出もなく、「シンプルに送り出したい」との遺族の意向で戒名も付けられなかった。棺には平さんの死後に岳大が書いたとみられる手紙が収められる。 告別式は28日、同所で営まれる。 ▽三田佳子「ショックです。2011年に私が歌と芝居に挑戦した50周年の舞台を見に来てくれたのが最後になりました。平さんは、役者として王道を行かれた方で、役者人生を全うされたと思います。子供のように仕事を楽しまれる方で、そこが私と共鳴しているところでした。本当に寂しい、残念です」 ▽内野聖陽(48)「俳優としての大々先輩です。演技に対する情熱がひときわあった人でした。ドラマの撮影途中でもあったとのことで、ご本人も悔しいと思っていると思います。全身全霊で臨む、演技に対する姿を勉強させていただきました。私たちにいろいろなものを残してくれました」 ▽高橋惠子(61)「9月に平さんの舞台『クレシダ』を見にうかがい、楽屋を訪ねました。平さんは『中身はボロボロだよ』と言って、いつもと違う感じを受けましたから、こういうことになり、びっくりしています。あの世の蜷川(幸雄)さんから呼ばれたのかな。あの世にいる知人が増えましたが、私も現役でいる限り、平さんに教えていただいたことを演技に出していきたいと思います」 ◆主な参列者佐藤隆太、榎木孝明、三田佳子、内野聖陽、佐久間良子、東山紀之、三田和代、演出家浅利慶太、高橋惠子、渡辺謙、南果歩、北大路欣也、前田美波里、中村獅童、和泉元彌(順不同) PR情報
|