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【大リーグ】

71年ぶりカブス1勝 シュワバー復活

2016年10月28日 紙面から

インディアンス戦の5回、適時打を放ちガッツポーズするカブスのシュワバー(共同)=クリーブランドで

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◇ワールドシリーズ第2戦 カブス5−1インディアンス

 【クリーブランド穐村賢】大リーグの第112回ワールドシリーズ(WS、7回戦制)は26日、当地で第2戦を行い、カブスが地元のインディアンスを5−1で撃破。シリーズを1勝1敗のタイに戻した。約半年ぶりで今シリーズから復帰した指名打者カイル・シュワバー(23)が、2安打2打点。先発右腕ジェーク・アリエッタ(30)が6回1死までノーヒットノーランなど5イニング2/3を2安打1失点と好投し、投打の歯車がかみ合った。移動日を挟み、第3戦は28日にカブスの地元シカゴで行われる。

 大けがから復活した“秘密兵器”が、大舞台での勝負強さを発揮した。1点リードで迎えた3回2死一、二塁の好機。左膝靱帯(じんたい)の断裂という重傷からWSで復帰を果たしたばかりのシュワバーに打席が回ると、3ボールからの4球目を中前へと運んだ。

 23歳らしい積極的な打撃でWS初打点をマークすると「ストライクゾーンに来たら、振っていこうと思っていた」。一塁ベース上で何度も雄たけびを上げ、ベンチの仲間を指さした。

 5回1死三塁で回った第3打席でも、中前に適時打を放って勝負強さをアピール。チームの勝利に大きく貢献する2本の適時打にシュワバーは「チームの助けになりたいんだ。それが僕の究極のゴール。そのことに集中して打席に入っているだけ」とフォア・ザ・チームを強調した。

 先制打を放ち、チームの主将格でもあるリゾも「彼は伝説だね」と4歳年下の後輩の活躍を称賛。108年ぶりの世界一を目指すチームの救世主として期待のかかるシュワバーも「子どもの頃からワールドシリーズでプレーして勝つことを夢に見ていた。まだ長い道のりが残っていると思うが、今日はそれに向けて一歩を進めた」とご満悦だった。 

 

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