NTTドコモは10月28日、2017年3月期(2016年度)第2四半期決算説明会に合わせて「子育て家族」に対するサービスの拡充を発表した。
(記事中の価格は全て税別)
「ドコモ 子育て応援プログラム」は、子育て中の家族に焦点を当てたもので、小学生以下の子供を持つドコモユーザーが対象となる。月額料金はかからない。
プログラムを適用できるのは子供1人あたり1回線で、基本プラン(デバイスプラス・キッズケータイプラスを除く)とパケットパック(シェアオプション・2台目プラスを含む)の契約が必要となる。申し込みは、親子関係を証明できる書類を用意した上でドコモ取扱店で行う。ただし、端末購入を伴わない申し込みは、ドコモショップでのみ受け付ける。
このプログラムを契約すると、以下の3つの特典が付与される。
特典の提供期間は、1と2が子供が小学校を卒業する年の3月まで、3はプログラムの申し込み月を含む最大13カ月間となる。
このプログラムの開始を記念して、「子どもと一緒にみんなでトラベルキャンペーン」が開催される。このキャンペーンは2017年1月9日までにプログラムを申し込んだユーザー対象で、抽選で「dトラベル」で利用できるクーポンが当たる。
抽選コースは「3万円コース」(当選100人)、「7万円コース」(当選60人)、「10万円コース」(当選30人)の3つある。応募サイトから申し込むと、「ファミリー割引」の加入状況や回線数によって以下のコースにエントリーされる。
当選者には契約住所宛てに通知が届く。クーポンの進呈は2017年2月頃を予定している。当選したクーポンの有効期限は9月末までとなる。
「キッズケータイプラス」はキッズケータイ専用の通話プランで、ファミリー割引のグループ内の通話が無料で利用できることが大きな特徴だ。月額料金は1000円(2年の定期契約時は500円)となる。
このプランは、以下の条件を満たす12歳以下の子供を持つユーザーが契約できる。
「母子健康手帳アプリ」は、特定非営利活動法人ひまわりの会とドコモが共同開発したAndroid/iOS向けアプリ。ひまわりの会が提供してきた「母子健康手帳」の機能を拡充して、ドコモが博報堂DYメディアパートナーズの協力を得て運営をする。アプリは無料で、通信キャリアを問わず利用できる。
このアプリは、自治体が冊子形式で配布している母子健康手帳(母子手帳)併用することを前提としており、母子手帳同様に母子健康法に準拠している。健康記録や成長記録をデジタル記録をすることで、状況に合った情報をすぐに手に入れることができるという。
アプリに登録した自治体・病院によっては、子育てに役立つ情報をアプリを通して受け取ることもできる。10月28日現在、自治体では東京都町田市と高知県須崎市、病院ではNTT東日本関東病院、旗の台レディースクリニック(ともに東京都品川区)、とちぎクリニック(東京都大田区)がこの機能に対応している。対応自治体・病院は順次拡大する予定だ。
今後、ドコモは「子育て家族」に対するサービスをより拡充していく方針だ。具体的な取り組みについては、順次発表していく予定だという。
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