東京大学のある研究室が新たな技術を発表した。それは、最近イベントなどでよくみられるプロジェクトマッピングの技術を発展させた『ダイナミックプロジェクションマッピング』というものらしい。
プロジェクターの映像を「素早く動くものに投影する新技術」とのことだが、一体どんなものなのか? 動画「Dynamic projection mapping onto deforming non-rigid surface」と共にご紹介したい。
・東京大学「石川渡辺研究室」が開発した新技術
これまでのプロジェクトマッピングは、プロジェクターなどから “静止している” 物体や空間に対して映像を投影するものであり、動いているものを追いかけながら投影するということは難しかった。
そこで、東京大学「石川渡辺研究室」は新たに「ダイナミックプロジェクションマッピング」という技術を開発。動いているものに対しても映像が投影出来るようになったというわけだ。
・動画で確認
動画ではその新技術を使って、映像をひらひら動く紙やTシャツに投影する様子を見ることができる。動画を再生すると……おい、マジかよ! 投影された映像が、まるで張り付いているように見えるぞ!!
・1秒あたり1000回という速度で追跡しながら映像を投影
これは、見えにくい特殊インクでマーキングした紙やTシャツを、1秒あたり1000回(1000fps)という速度で映像を投影することにより、まるで張り付いているかのような状態を作り出しているという。なんとも凄い技術だ。
・今後どんな場面でみられるのかが楽しみ
PSVRの発売などでヴァーチャルリアリティーが身近になっている今、仮想現実の世界を強化する技術がまた誕生したことになる。今後、このダイナミックプロジェクションマッピングがどんな風に活躍してくれるのか楽しみだ。
▼「ダイナミックプロジェクションマッピング」の映像がこちら
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