ここ1年はiQOS、最近はVAPE(電子タバコ)と徐々に紙タバコから離れていっていますが、喫煙歴10年以上のわたくし。
面と向かってはあまり言われませんが、ネットとなるとキツイ言葉を見かけます。
そんな、喫煙者に対する非難は色々なパターンがあります。
- 臭い
- 汚い(ヤニ・灰など)
- 不健康
- マナーが悪い
- 副流煙/受動喫煙に対する非難
僕自身は、どちらかと言うと肩身狭く生きていく派で、世間の目が冷たいのも喫煙者だからしょうがないと思ってます。最近話題の飲食店など室内での喫煙制限も……、従業員さんのことを考えると仕方ないのかなと。
以前iQOSに関する記事を公開した所、医療費に対するツッコミがありました。
『医療費を増やしやがって!』的な感じだったと思います。
で、気になったので調べてみました。
喫煙者と非喫煙者の生涯医療費は喫煙者の方が若干低い
コホート研究で示されている通り、喫煙者の方が非喫煙者よりも生涯医療費は低い事がわかります。
本研究の結果,生涯医療費に関しては喫煙者が非喫煙者よりわずかに低いと示唆され,幾つかの先行研究(13-15)の結果と一致した。
ここのデータでは副流煙による非喫煙者への影響が定量化できないので、喫煙という行為がどの程度医療費を圧迫しているかは不明ですが、喫煙者単体であれば生涯医療費は低いという結果で、いくつかの先行研究も存在するようです。
※私自身は、さらなる分煙の強化、室内の喫煙禁止、タバコの値上げなどは基本賛成です。
喫煙者はより多く納税している
先日のニュースでもタバコの1000円検討が話題になっていました。トータルで税収が増えるならいいんじゃないですかね。日本のたばこ税は他国と比較して低いとされますが、非喫煙者よりは余分に納税していることは間違いありません。
その上、生涯医療費も低く、短命。
世界でも類を見ないとされる日本の超高齢化社会。
生涯医療費も低く短命、更には所得税・消費税以外にも追加の納税をしている……。
喫煙者って悪い面だけではないような。
色々怒られそうなので、これ以上の言及は止めておきます。
ただ、短命になることの社会的損失は否めない
国という総体ではなく、一個人に目を向ければ家族や友人・自分を含めて長生きして欲しい(長生きしたい)とは思うもので、結局のところタバコによる影響で短命になっていいことなんて無いです。
そして、長い人生を送ることで、世の中にも何かを残せるかもしれません。
そんなこともなく老害として生きるかもしれません。それは人次第。
とりあえず、『喫煙者は医療費圧迫しやがって!』といった指摘は的はずれですよ、ということでした。
(目につくだけかもですが)ことタバコになると冷静さを失い、何もかもヘイターになってしまう人を特にネットではよく見かけます。喫煙者憎しも分からなくもないですが、実情に沿った議論や住み分けができればと思ってます。
ちなみにですが、前回までの記事で電子タバコ(VAPE)に切り替えて、10年以上続いていた紙のタバコは卒業しています。VAPEの健康面へのリスクが100%分かっている訳ではありませんが、選択肢の一つとしてありだと思っています。iQOSなども副流煙はほぼ無く、有害物質も減っているとされることから、今後より喫煙者・非喫煙者にとって良い住み分けができたらと思っています。
※あくまで喫煙者側にバイアスがかかった意見ですが、タバコ自体国策事業として販売してきてしまった歴史があり、産業として幾ばくか恩恵を受けてきた歴史があります。喫煙者という存在その物が、単純にいち利用者だけの責で出来上がってしまったとは思えません。規制やルールは必要だと思いますが、単純な排除が正解なのでしょうか。
という訳でご家族など身近な喫煙者の方に、VAPEやiQOSをオススメしてみてはいかがでしょう。
あくまで個人の感想ですが、体につくタバコの臭いが減った以外にも、覚醒作用があるとされるニコチンを摂取しなくなったことで寝付きが良くなって、起き抜けがスッキリするようになりました。