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 中国のネット検索最大手、百度(バイドゥ)が28日発表した2016年7~9月期決算は、売上高にあたる営業収入が前年同期比0・7%減の182・5億元(約2830億円)だった。減収は05年の米ナスダック市場上場以来、初めてとなる。

 中国の検索市場で圧倒的なシェアを誇るが、収入の柱のネット広告で不祥事が相次いでいる。今春には検索結果より上位に示された医療広告を見た男子学生が治療を受けて死亡し、全国的な批判を集めた。当局も9月、検索結果と広告を明確に分けることを決めた規則を施行。ネット広告減につながった模様だ。

 一方、純利益は9・2%増の31億元(約480億円)。研究開発費などを抑えて利益を確保した。(北京=斎藤徳彦)

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