10月28日 19時38分
26日、愛知県一宮市で小学4年生の男の子がトラックにはねられて死亡した事故で、逮捕されたトラックを運転していた男が調べに対し「助手席に置いたスマートフォンの画面を見ながら運転し、衝突するまで男の子に気づかなかった」と供述していることが警察への取材でわかりました。
26日、愛知県一宮市の交差点で横断歩道を渡っていた近くに住む小学4年生、則竹敬太くん(9)がトラックにはねられて死亡しました。警察はトラックを運転していた一宮市の会社員、川合信右容疑者(36)を逮捕し、28日、過失運転致死の疑いで検察庁に送りました。
調べに対し、「『ポケモンGO』をしていて前を見ていなかった」と供述していましたが、その後、「スマートフォンを助手席に置き画面を見て遊びながら運転していた。衝突するまで男の子がいることに気づかなかった」と供述していることが警察への取材で新たに分かりました。警察は川合容疑者が運転中に前をよく見ていなかったとみて調べています。
敬太くんの父親の崇智さん(46)はNHKの取材に対し、「9歳11か月というあまりにも速いスピードで私たちを置いて逝ってしまったというのは本当に悲しいし悔しい」と声をつまらせながら話しました。
また、「『ポケモンGO』については何か対策を取ってもらわないと今回のような事故がまた起きてしまう。しっかり規制をすることが必要だ」と訴えました。
そして、川合容疑者に対しては、「どんなに償ってもらっても敬太は帰ってきませんが、しっかりと法の裁きを受けて一生重い荷物を背負って猛反省してもらう。それだけです」と述べました。
新着ニュース