ニュース詳細
濃尾地震125年 犠牲者追悼
10月28日 19時13分
3003909381_20161028192312.mp4
明治24年に起きた濃尾地震から28日で125年となり、大きな被害を受けた岐阜市では、犠牲者を悼む行事が行われました。
濃尾地震は明治24年10月28日に今の本巣市の根尾谷を震源地として発生した推定マグニチュード8の大地震で、当時の岐阜市では240人を超える人たちが死亡し、住宅など1000棟近くが全壊する大きな被害を受けました。
28日、地震の2年後に義援金で建てられた紀念堂で追悼行事が開かれ、参加した約70人が焼香をして犠牲者を悼みました。
続いて、地震工学が専門の岐阜大学の杉戸真太副学長が講演し「岐阜県では繰り返し大地震が起きているものの、住民の備えは十分とは言えない」と指摘しました。
そのうえで「地震は必ずやってくる。自分の身を守るためできる限り準備をし、近所の人のことや町内の状況についても十分把握しておいてほしい」と呼びかけました。
初めて行事に参加した女性は「岐阜市でも大地震が起こる可能性があることが分かったので、家具の固定や食料の備蓄など防災対策を見直したい」と話していました。
東海のニュース
新着ニュース