10月28日 12時28分
名古屋市の国立病院機構・東名古屋病院で重度心身障害の入院患者に出された朝食のスープなどから塩素のような異臭がした問題で、調理室に残されたスープからは異臭がしなかったことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は、調理室を出たあと、病棟で提供されるまでの間に何者かが消毒液などを混ぜた可能性があるとみて調べています。
今月25日、名古屋市名東区にある国立病院機構・東名古屋病院の重度心身障害者の病棟で、入院患者に出された複数の朝食のスープやうがい用のコップから塩素のような異臭がしました。
警察や病院によりますと、スープは病院内の調理室で作られ、患者26人分の器に入れて調理室から病棟まで運ばれたということです。
病棟で提供された複数の患者のスープやうがい用のコップからは比較的強いにおいの異臭がしたということですが、調理室に残ったスープからは異臭がしなかったことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は、調理室を出たあと患者に提供されるまでの間に、何者かが消毒液などを混ぜた可能性があるとみて、病棟内の消毒液などを鑑定して異臭の原因の特定を進めるとともに、病院内の防犯カメラの映像を分析するなどして調べています。
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