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「赤ちゃん縁組」東京で講習会

10月28日 09時45分

「赤ちゃん縁組」東京で講習会

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愛知県の児童相談所が30年以上にわたって取り組んでいる「赤ちゃん縁組」と呼ばれる新生児の里親委託の方法を全国に広めようと、27日、東京で講習会が開かれました。
「赤ちゃん縁組」は、さまざまな理由で実の親が育てられない赤ちゃんを、子どもを育てたい夫婦と養子縁組して、戸籍上も実の子として育ててもらうもので、愛知県の児童相談所が30年以上前から取り組んでいます。
27日、この取り組みを支援している名古屋市のNPO法人が東京で講習会を開き、全国各地の児童相談所や乳児院の職員など約50人が参加しました。
会場では愛知県の児童相談所で赤ちゃん縁組を始めた元職員の矢満田篤二さんが生後間もない赤ちゃんを実際に託され、愛情をかけて育てている2組の夫婦を紹介し、この取り組みの大切さを訴えました。
また、愛知県の取り組みを参考に新生児の里親委託を始めたさいたま市の児童相談所の職員が、所内で共通の認識を持って対応できるようマニュアルを作成したと報告しました。
宮城県の児童相談所の職員は「赤ちゃんの頃から育ての親に託す取り組みは有効な手段だと感じました。何ができるか検討したい」と話していました。

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