ずっと探していたのになかなか見つからなかった「はてしない物語」のハードカバー版を、最近ようやく見つけました。
ご存知の方も多いと思うんですが、文庫版と違ってこのハードカバー版、文中の色が現実側の描写とファンタ―ジェン側で違ったりとか、装丁が文中の「はてしない物語」を一緒になっていたりとか、実に実に素晴らしい出来の一冊なんですよね。作中に出てくる「あかがね色の本」がまさにこれなんだ、と、初めて気づいた時は感動しました。
文庫版はもっているんですが、やはりハードカバー版で一冊もっておきたいと思ってあちこちの本屋で探していたんですが、最近ようやく見つけました。「探していた本がそこにある」というその瞬間は、本当になにものにも代えがたいと思います。これだけの為に神保町で本屋めぐりして悔いなしです。
で、「はてしない物語」については、いうに及ばぬ素晴らしい児童小説であって、私個人的には数ある児童小説の中での最高傑作だと思っており、いずれまたゆっくり色々書きたいんですが。
そんな話をしていたら早速長男9歳が読み始めました。彼、「この本パパは大好き」という話をすると、特にお勧めしなくても勝手に読み始めるんですよね。「パパが面白いというからには面白いんだろう」と信頼してくれている感があります。
もちろん本には向き不向きもあれば、まだ難しい難しくないという話もありまして、彼が「ルドルフとイッパイアッテナ」や「十五少年漂流記」を気に入ったのと同じように「はてしない物語」を気に入ってくれるかはわかりません。
ただ、出来れば「はてしない物語」との出会いが、彼にとって素敵な出会いになってくれればいいなあとわたしは思っているわけです。
あーー気に入ってくれるかなあ、とちょっとドキドキしています。気に入ってくれるといいなあ。
今日書きたいことはそれくらい。
当時は映画版の派手なアウリンのついたバージョンがあるかも、と本屋を探してました