<韓国改憲議論>国会議員203人賛成、改憲ライン越え…4年重任制66% 二元執政府18%

<韓国改憲議論>国会議員203人賛成、改憲ライン越え…4年重任制66% 二元執政府18%

2016年10月25日15時16分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  改憲による権力構造改編方向は大統領4年重任制、大統領と首相が権力を分け合う二元執政府制、英国・日本式の議院内閣制の3つに圧縮される。このうち現役国会議員が最も好むのは4年重任制だった。

  中央日報が6月に実施した第20代国会議員アンケート調査では「改憲が必要」と答えた203人のうち134人(66%)が重任制を選択した。セヌリ党では徐清源(ソ・チョンウォン)議員、羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)議員、元裕哲(ウォン・ユチョル)議員、共に民主党ではソル・フン議員、洪永杓(ホン・ヨンピョ)議員、全賢姫(チョン・ヒョンフィ)議員、国民の党では趙培淑(チョ・べスク)議員、朴仙淑(パク・ソンスク)議員らが重任制の主導勢力だ。セヌリ党の大統領候補のうち劉承ミン(ユ・スンミン)議員も24日、「4年重任大統領制に賛成してきた考えに変わりはない」と述べた。

  セヌリ党の別の大統領候補の金武星(キム・ムソン)前代表が主張する二元執政府制には議員36人(17.7%)が賛成している。二元執政府制では大統領が外交・統一・国防などを、首相が内政を担当する。セヌリ党の親朴(朴槿恵)派で強く声を出す洪文鐘(ホン・ムンジョン)議員、金泰欽(キム・テフム)議員らが青瓦台(チョンワデ、大統領府)とともに二元執政府制への改憲を推進するという見方がある。政界では「潘基文(パン・ギムン)国連事務総長を大統領として後押しし、親朴派が首相を引き受けるという計算では」という分析も出ている。

  多数議席を占める党が行政府構成権を持つ内閣制の導入に賛成する議員は26人(12.8%)だ。金鍾仁(キム・ジョンイン)前民主党代表もここに含まれる。セヌリ党最高委員の李荘雨(イ・ジャンウ)議員と盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時に長官を務めた国民の党の千正培(チョン・ジョンベ)議員、鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員も内閣制を支持する。

  第20代国会では9月、議員185人(24日現在193人)が参加する「第20代国会改憲推進国会議員の会」が改憲議論を行ってきた。
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