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魔法使いは静かに生活していたい 作者:大法典の司書さん
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10/3(月)


二学期にはいって1ヶ月がたった。
このクラスの子達とも打ち解け割と充実した日々を過ごしている。
6時限目の授業を終えて掃除をしていつものように帰りの会をはじめる。

「はーい、みんな席についてくれー。帰りの会をはじめるぞー。」

中等部2-B担任 咲森 守こと俺は魔法使いが関わらない平凡な日常を過ごしている。

「はい、じゃあ寄り道しないように帰れよー。最近、怪しい人がこの近くで いるようだから部活で遅くなるやつは気をつけろよー。」

「「「はーい」」」
「じゃあ、また明日元気に登校しましょうさようなら。」
「「「さようなら!」」」

帰りの会が終わると部活動の連中は我先にと教室をあとに帰っていった。一方、文化部や帰宅部の連中は帰るのもあればクラスで寛いでいるやつもいた。戸締りをするように言って俺は教室をあとにする。

クラスの外には腰くらいまである黒髪の女子生徒がまっていた。水倉メイ 俺のアンカー兼同居人だ。

この子は数年前にあった魔法使い関係の事件の被害者でその事件によって両親を幼くしてなくしている。魔法使いの存在を隠すため記憶操作をしたものの自分達のせいでこうなってしまった彼女に申し訳なくて責任をとる意味をこめて俺がひきとった。

「まもるー今日はおしごとはやくおわりそ?」
「あぁ 今日は特になにもないから早いと思うぞ。どした?」
「それじゃあまもる。一緒に今日はかーえーろ」
「わかったよ、今日は一緒帰ろう。」
「やたー!」

メイはバンザイしながら喜ぶ。なんだか最近は甘えたい時期なのかこんなのが多い気がする。気のせいかな?
メイと手をつなぎながら職員室へむかう。
途中から腕に巻きついていたメイを職員室の外に待たせて
帰りしたくをすすめる。

「咲森先生、可愛いガールフレンドを待たせちゃいけませんよ。」

「うぐ、校長こそからかうのでしたら彼氏の1人でもつくってみてくださいよ。」
狐塚 涼子、この中等部の校長先生。中学生といっても分からない身長で肩までのびた金髪。年は4桁をこえている。見た目詐欺な化け狐だ。

「なかなか痛いとこついてくね君、顔が良くても性格に難があるんなら周りにモノ好きしか集まらないわけだ。」

「それで今日はなんの用事ですか?」

「咲森先生はここ最近テレビでニュースになってる件なんだけど、どうも禁書が絡んでいるぽっいから近々回収してきてほしいのよねー。」
…昨日やってたこの街の連続通り魔事件のことかな…

「わかりました。期待してないですけど協力者や情報なんかはありますか?」

「あら、失礼な。手口から察するに〈鮮血〉が関わっている可能性が非常に高いわよ。あとその件よりもヤバイヤツがあるから職員は駆り出せないから1人でやってねー」
そう言いながら校長は一枚のメモ用紙をわたしてきた。

「これは・・・地図ですか?」
だいぶ大雑把に書かれたものだったがかろうじて読み取れた。
「捜索が行き詰まったらそこの場所にある喫茶店に行くといい。そこのマスターとは古い付き合いだから条件しだいじゃ力になってくれるかもね。それじゃあよろしくー」
そういって校長は職員室からでてってしまった。

かわりに教頭が急いでこちらに来る。
狸原 浩二 少しお腹がでたおっちゃん教頭。丸眼鏡にチョビヒゲと特徴的な先生。いつもと言っていいほど狐塚校長に振り回されている気がする。口は悪いが親身で学園内ではよく生徒の相談にのっている。

「校長はどこへいきましたか?」
額に汗をうかべ方で息をしながらきいてきた。

「あっ教頭先生。校長ならそっちから出ていきましたよ。」
…なるほど教頭から逃げてたのね…

「あの女狐め、あれほど仕事を溜めるなといっておいたのに全部やってありゃしないじゃんか!くそっ」
そういって教頭は走っていった。

嵐みたいだったな……さて帰るか。
メイと手をつなぎながら学校の隣にあるマンションへいった。
今日の夕飯はメイ特製のオムライスでケチャップで大きいハートが書かれていた。美味いのだが子供っぽくてこっちがはずかしくなった。

少し時間は過ぎる。

「まもるー風呂あいたよー。」
髪の毛がまだ乾ききらずまだぬれている。
ちゃんと拭かないと風邪引くのに
「あぁ、メイ。これから出かけるけど留守番たのむ。」
「了解であります、そのまえに…」
メイが抱きついてきた。つかまった。
「マモルニウム補給ー」
彼女の髪の毛を拭きながら答える
「はいはい、メイあんまり遅くまで起きてちゃダメだぞ。」
「わかった。おべんきょーしたら寝るよ。おやすみセンセ。」
「おやすみ。メイ」
俺はそう言い残して街にでていった。


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