【動画】囲碁名人戦第6局 2日目はじまる=戸田拓、瀬戸口翼撮影
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 史上初の囲碁七冠・井山裕太名人(27)に高尾紳路九段(40)が挑戦する第41期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第6局は27日、静岡県河津町の旅館「今井荘」で再開され、2日目に入った。3勝2敗の挑戦者が名人返り咲きを決めるか、名人がタイに持ち込むかという一戦は、再開直後の名人の1手(封じ手)を境に大変化となり、その後、挑戦者が危険を承知でしのぎ勝負に出た。

 午前9時から両者が前日の手順を並べ直し、立会人の片岡聡九段が封じ手を開封した。封じ手黒69に対する白70は当然の反発で、白86まで、黒が左辺で得をするかわりに白が下辺を制する大変化となった。

 局面は落ち着いたが、挑戦者は白88と左辺の一団の助け出しをはかり、名人が黒89から追及して再び険しくなった。昼食休憩に入る直前、正午までの10分間に16手(黒93~白108)も進んだ。解説の蘇耀国九段は「白88から92までは非常手段。じっくり打っていては苦しいとみた挑戦者が、左辺のしのぎ勝負に出ました」と話した。(伊藤衆生)

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