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『ざんねんないきもの事典』。当社から出版されたへんな名前のこの児童書が、今売れています。2016年5月に発刊され、あっという間に20万部を超えました(2016年10月現在)。
本書は「小学校4年生の男の子におもしろがって読んでもらいたい」との意図で企画されたものですが、じつは大人の読者がとても多く、編集部には「けなげに頑張る生き物たちに、なぜか自分の姿を重ねてしまった」「ざんねんだけど、かわいい生き物たちに癒された!」といった大人からの感想が続々と届いています。
児童書ではありますが、下は4歳から上は97歳まで、幅広い読者に支持されている一冊です。
売れている理由は、中身にあります。インパクトのある見出しと、ゆるいイラスト、くすっと笑える文章が相まって、子どもはもちろん、大人が読んでもおもしろいのです。
実際のページを掲載しますので、ぜひ読んでみてください(クリックすると新規タブで画像が見られます)。
のんびり優雅に海中を泳いでいるように見えるマンボウですが、じつは彼らは、ものすごく激しい生存競争にさらされています。3億個もの卵のなかで、おとなになれるのは2匹程度。なんと世知辛い世界なのでしょうか。
続いて、のんびり優雅に暮らしているように見えるナマケモノ。彼らも、なかなかに苛酷な運命を生きています。省エネを追求した体ゆえ、雨が続いて気温が下がると、体温も下がって食べものを消化できなくなるのです。待っているのは“餓死”。
自然界は、私たちが考えているより、ずっと厳しいものです。本書を読むと、いままで生き物に対して持っていたイメージがガラリと変わってしまうかもしれません。
本書で紹介される「ざんねんないきもの」は122種。どうして彼らが「ざんねん」になってしまったのか、本書ではその「理由」にも触れています。生物の長い進化の歴史の中で、いったい何が起きたのか……。気になる人はぜひ本書をご一読ください。
(文・高橋書店 開発部 宮越梓)