栗林商会(本社室蘭)とグループ企業の南洋貿易(本社東京)の社長を兼務している栗林和徳氏(57)が、南太平洋のパプアニューギニア北海道地域名誉領事に就任することになり24日、東京・ホテルニューオータニで任命式と就任パーティーが開かれた。
午後6時からの任命式には同国大使館のドゥサバ大使、室蘭市の青山剛市長、堀井学代議士らが出席。大使が栗林氏に名誉領事任命書を手渡して就任をたたえた。続くパーティーでは大使館員や同国関係者らと和やかに懇談し、栗林名誉領事の今後の活躍に期待が寄せられていた。
同国の日本国内の名誉領事は2人目。栗林商会の故・栗林徳光会長の実弟に当たる南洋貿易前会長の故・栗林徳五郎氏は1983年に南太平洋のキリバス共和国、89年にはツバルから名誉総領事を拝命しており今回で3カ国目だ。
栗林氏は「日本とのパイプ役として親善交流と経済活動に努めていきたい。手始めに北海道を東京五輪のキャンプ地としてパプアニューギニアに打診している」と意欲を示した。
南洋貿易の前身は栗林商会先代の徳一氏がつくった南洋興発。戦中は「北の満鉄(満州鉄道)、南の南興」と呼ばれ、ピーク時に5万人規模の社員を抱えるなど、南洋諸国を対象にした国策の重要な開発機関だった。戦後、満鉄は解体され南興は南洋貿易に継承されている。
【写真=パプアニューギニアのドゥサバ大使から同国名誉領事の任命書が手渡された栗林商会の栗林和徳社長】