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本部

逃亡者の夢見るハロウィン

落花生

形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
能力者
10人 / 4~10人
英雄
9人 / 0~10人
報酬
普通
相談期間
5日
完成日
2016/10/21 17:46

掲示板

オープニング

●初めての異国の祭り
 エステルは、ハロウィンを楽しみにしていた。
 異国の祭り――しかも、お菓子をタダでもらえる祭りとなれば子供の心は躍るというものだろう。だから、エステルはうきうきする心でハロウィン用の変装グッズを買いに行ったのであった。子供用の変装グッツを扱っている店なので、アルメイヤは置いてきた。退屈してしまうかも、と思ったのだ。
 だが、間違いだったかもしれない。
「子供たち……どこ?」
 魔女の仮装をした店員が、うろうろと店内を歩く。その眼はうつろで、まるで何かに操られているかのようであった。
「きゃははは! 逃がしたらやーよ」
 店の奥から出てきたのは、ジャックランタンの仮面をかぶった少女だ。黒いロリータな服装に身を包み、店員たちを使って子どもを探させている。
 ビル丸ごとが有名雑貨店だったのは、数十分前のこと。
 今は、愚神と従魔――それに操られる人間たちが闊歩している。
 エステルは、自分と同じように一人で遊びに来ていた子供たちに静かにするように目配せする。店の更衣室に隠れた子供たちは、エステルよりも年上だ。しかし、普通の子供だから当然ながら戦闘経験はない。泣き叫んでいないだけ、よくやっているのかもしれない。
「出てきなさいよ、子供たち。今なら、ハロウィンの特別企画で楽に殺してあげるわよ」
 アルメイヤは、近くにいない。
 エステルには、戦うすべがない。
「みなさん――落ち着いて聞いてください。私が囮になりますから、HOPEの支部まで走ってください」
 更衣室から、エステルは飛び出した。
 その姿を見つけた愚神は、にやりと笑った。
「みーつけ!」
 エステルは、力の限り走った。だが、愚神はいとも簡単にエステルを押さえつけてしまう。そして、彼女はエステルにもジャックランタンの仮面をかぶせようとした。
「あら、あなた普通の子供にしては随分とライヴィスが多いのね」
 ――お願い、アルメイヤを呼んできて。
 
●はぐれた二人
『エステルの電話が通じない!』
 HOPEの支部には、アルメイヤが相談もとい怒鳴りこみにきていた。なんでも、数時間前からエステルの携帯が通じなくなったらしい。お前はモンスターペアレントか、と突っ込みたい気持ちをHOPEの職員はぐっとこらえた。
『三時には戻るといっていたのに、六時になっても帰ってこない! 絶対に何かあったんだ』
「せめて、もう少し待ってみてはどうですか」
『エステルは十三才なんだぞ。誘拐にでもあってたらどうする』
 身体能力が上がっているリンカーを誘拐って、どれだけハイリスクを好む誘拐犯やねん。心の中で、思わず大阪弁で突っ込んでしまう職員であった。
 そんなとき、支部に子供たちが駆け込んできた。
「たっ、助けてください! 雑貨屋さんに愚神が出たんです!!」
 子供たちの言葉に、アルメイヤは言葉を失った。
『そこは、エステルが行った店だ』
 アルメイヤは踵を返して、店へと向かった。HOPEの職員は、急いで電話を取った。
「もしもし、こちらは支部です。今すぐに、今から言う住所のビルへと向かってください!」

●逃亡者は夢を見る
 エステルは、夢を見ていた。
 死んだはずの祖父が、自分の目の前にいる。なぜという、疑問はわかない。今日はハロウィンだ。仮装をしている自分も、死者の仲間入りをしたのかもしれない。
 祖父と二人で囲むテーブルには、甘い菓子が山のように積まれていた。店で売っているような既製品もあれば、使用人が作ってくれたと思われる菓子も並んでいる。
 ナツメヤシ入りのビスケット、マァムール。
 サフランの香りが香ばしい一口サイズのケーキ、クルスエゲール。
 甘いシロップをたっぷりと絡めた丸いドーナッツ、ルゲイマート。
 どれこれも、エステルが大好きだったおやつである。使用人たちは、よくエステルや祖父のために甘さたっぷりのおやつを作ってくれたものだ。
 本当ならば、いただきますと言って好きなだけ頬張りたい。口の周りをシロップまみれにしたい。だが、厳格な祖父の前ではそれははばかられる。
「エステル……たべてはいけない」
 祖父は、エステルに命令する。
「はい。おじい様」
 祖父がそういうのならば、食べてはいけない。
 がまんをしなければならない。
「食べれば、戻れなくなる」
 祖父は、いったい何を言っているのだろうか。
 エステルは首をかしげる。
 使用人が訪れて、また一種類おやつの種類を増やす。
 たっぷりのナッツとクリームを包んで揚げられた、カターイフが食卓に並ぶ。これにも、たっぷりとシロップがかかっている。
「おいしそう……」
「食べてはいけない。戻れなくなる」
 エステルはしらなかった。これは彼女が見ている幻想であり、食卓に並んだおかしを食べれば幻想から抜け出せなくなることを。

解説

ビル……すべてのフロアが雑貨屋であり、ハロウィンフェアを開催中。四階建の建物。左の端にエレベーターがあり、中央にエスカレーター。外に避難用の階段がある。店内の明かりは確保されており、視界は明瞭。

従魔……シーツで作った幽霊のような形をした従魔。浮いており、すべてのフロアの五体ずついる。フロアを移動しない。
目隠し――シーツで包んで、敵の資格を奪う。三秒以上包まれると、体がマヒして動けなくなる。
火の玉――火の玉を発射し、攻撃する。スピードはないが、ビルには燃えやすいものがいくつもあるので注意が必要。

ジャックランタン……愚神に操られる店員および客。すべてのフロアに五人ずついる。従魔がマヒさせた敵に仮面をかぶせ、仲間にする。操られた人間は夢を見ており、夢のなかで菓子を食べないうちに仮面を破壊しなければ正気に戻すことはできない。ナイフが武器。マヒしてない敵には、それで攻撃する。身体能力が大幅に向上している。

エステル……ジャックランタンの被り物をしている。愚神の隣にいる。優先してライヴィスを吸収されており、愚神を討伐しなければ正気に戻らない。他のジャックランタン同様にナイフを持っているが、徐々に衰弱していく。衰弱がひどくなるほど、菓子を食べてしまう可能性が高まる。

愚神……一見すると操られた人間のようにも見える。
魂食い――自分に近寄ってきた人間のライヴィスを吸収し、防御に回す。
いたずら――エステルのライヴィスを大量に消費し、小型のかぼちゃ爆弾を出現させる。敵を自動的に追跡し、敵に触れると爆発する。人間と無機質の武器や攻撃を判別することが可能。
キャンディー――ロリポップ型の鈍器。一撃で床を砕くほどの攻撃が可能。最終手段なので追い詰められない限りは使わない。

アルメイヤ……ビルに到着しており、1Fで手当り次第に攻撃している。ジャックランタンにも過剰な攻撃してしまう。

プレイング

木霊・C・リュカaa0068
人間|29才|男性|攻撃
『望まぬ子供を戦闘に巻き込んだ罪、死者の皮を被り闊歩する罪
一度首を落とした位で足りるのですから安いものでしょう
「トリック&トリート!

●目的
救助者の保護
従魔殲滅

●準備
通信機orスマホ:4階班とも常に連絡がとれる様にしておく

●その他
絡みアドリブ歓迎
リュカ:「」
凛道:『』

●行動
1階班:1階から敵の殲滅、救助者の保護を行いながら4階まで上がっていく
階毎にランタンが移動しない様、また、保護した救助者を敵を殲滅後のフロアに入れる為に階段等の防火扉を閉める
攻撃時は接近を避ける様、極力射程を最大とって攻撃を行う
優先度は(発見した場合愚神)>ランタン>従魔
対従魔:ロストモーメント→対目隠し使用、すぐ切って捨てられる様に
移動しながら消火器の位置も確認し、燃え広がらない様対応可能にしておく
対ランタン:仮面のみ破壊を試みる
部位破壊として難しければ、足払い等行い押さえつける形で剝せないか試みる
保護後は制圧後のフロアに退避させる

対愚神:この状況でランタンを被っていない状態であれば即怪しむ
また、アルメイヤがエステルを判別できた場合も同様
対悪戯:追尾された場合、愚神まで突撃。盾にする形で先に触れてもらいたい

イノセンス:周囲に複数体の敵に囲まれた場合に使用
レプリケイ:対愚神使用、首狙い

▼アルメイヤ
宥め、一般人に怪我を負わせない&エステルが見つかった際冷静にそこまで移動出来る様落ち着けたい
『取り乱さないでください。元が武器だとして、仮にも大人の形をとる者の行動ですか見苦しい
「わーーー何で煽るの!!
あのね、エステルちゃんが今凄い不安だと思うんだ
能力者と英雄は幻想蝶で繋がってるって言うし、不安も伝わっちゃうかもしれないし…
落ち着いて。貴女のすることは攻撃じゃなくて、連絡が来たらすぐ駆けつけられるようにすることだよ
戦闘途中で4階班から発見の連絡が来た場合、彼女が多少冷静になっていたらエステルの所まで送り届ける
紫 征四郎aa0076
人間|8才|女性|攻撃
『ちいとばかり早いハロウィンか』
「エステル、無事だといいのですが」

◆準備
通信機

◆アルメイヤ
攻撃を止めて状況共有
協力を要請し共にエステルを探す
『アルメイヤさん! 心配はわかりますがどうか落ち着いて
そんなに怒っていては、綺麗な顔が台無しですよ?』
「とにかく今は落ち着いて!
一緒にエステルを探しましょう?」
一般人をアルメイヤが手にかけてしまったら
エステルも悲しむと思うのですよ

あの仮面で操られている可能性は高そうなのです
エステルが今日着ていた服とか、わかることあれば教えて欲しいのです

◆行動
【3・4階直行班】
1・2階を任せて3・4階フロアを制圧する
アルメイヤが待機できないようなら護衛して捜索
単独行動はせずに仲間と連携
仮面を被された味方がいればそれを外すか破壊して解除
一般人へはセーフティガスを試す
→効かなければ、2人以上で仮面を脱がすか破壊を試みる
またそれをする味方を援護するよう従魔を攻撃牽制

攻撃は近接前衛
味方をカバーリングしつつ従魔を撃破し
アルメイヤに聞いた情報を元にエステルを探す
ライヴスゴーグルでライヴスの流れに極端なものがないか見て
多くのライヴスが集まっている対象へ向かう
それを元凶と判断し(近くにエステルがいるなら尚更)パニッシュメント使用
「どうやらあれが愚神のようですね……!」
エステルにはすぐにケアレイを使用

・対愚神
自身のいる階以外に愚神がいた場合は速やかにそちらへ
パニッシュメントの使用優先

前衛近接にて一般人を側に近寄らせない
→セーフティガスが効くなら使用
スキル使用の隙を作らぬよう近接し続けて
攻め手を緩めず果敢に攻撃
ロリポップキャンディも振り下ろされるのに合わせて受け止めて
衝撃吸収を図る

「エステル、終わったら皆でお菓子を食べましょう。待っててください!」
愚神と距離が離せれば
エステルのそばにアルメイヤに居て貰う
「声をかけてあげてください!」
愚神は必ず、私達が倒すのです


アドリブ歓迎
八朔 カゲリaa0098
人間|16才|男性|攻撃
・行動
エステルの救出及び愚神の討伐。

一般人救出に関しては仲間に一任し、自身は四階直行の皆と共に行動。
此方はエステルの救出が最優先となる為、従魔とジャックランタンは無視。
避け得ないなら交戦も然りだが、仲間と警戒を怠らずに無駄なく進みたい所。

戦闘では基本的に、剣による中・近距離攻撃が主軸。
書は敵の物魔耐性や距離を加味、盾も状況に応じて適宜行使。
ブローやショットの行使も視野に。

尚、愚神は殺す。
外見に関わらず、容赦もなく。

≫ナラカ
彼女は普遍を見透すが故に万象を俯瞰している。
遍く照らす善悪不二の光として。

夢に抗うエステルを知れば、彼女は素直に賞賛するだろう。
アルメイヤに対しては最早、稚児を愛でるかのように眺めている。

ジャックランタンに対する過剰な攻撃も黙認。
エステルが大事とは痛いほど解るが――さて、彼女が守ろうとしているのはエステルの命だけなのか。
必要以上の暴力が齎す結果を背負えるほど、果たして彼女の心は強かっただろうか。
その答えは何れ形となるだろう。

個人的には楓と魅霊に目をかける所か。

≫影俐
彼は万象を“そうしたもの”と肯定する。
我も人、彼も人。故に対等とは基本に置くべき道理であるが故に。

アルメイヤに対して、彼は最早何も言わない。
エステルが大切、それ以外は構うものか――と、“そうしたもの”だと言うのなら、好きにすれば良い。
因果応報と言う様に、己の行動の総ては何れ何かしらの形を帯びて返ってくる。
彼は肯定者である故に否定をしない。

ただ、思う所がない訳ではない。
「護る」と謳うなら、命だけでなくその心も護る様に努めろと。
片手落ちなど、結局は只の独り善がりでしかないのだから。

――と、それは兎も角としてもエステルである。
夢の話を聞けたなら、良く耐えたと褒める事も。

尚、別働の柳生に対しては信頼を置いて任せ。

自己紹介各欄参照。
アドリブ歓迎。
御神 恭也aa0127
人間|16才|男性|攻撃
【心情】
「現場に関係者がいて助かったな。居なければコスプレと思われて発見が遅れたな」
『うわぁ・・・アルメイヤちゃんが暴走しちゃってるよ』

【友人】
木霊・C・リュカ組
紫 征四郎組

【行動】
アルメイヤがやり過ぎない様に注意をしてから一階から敵を殲滅しつつ上階を目指す
「落ち着け、ジャックランタンに扮している者達は操られてる人達だ」
「過剰な攻撃をすると同じように囚われているエステルを傷付けるかも知れんぞ」

従魔との戦闘に置いては壁や机を利用して浮遊している敵を攻撃
複数の敵が固まっていたら中心にて怒涛乱舞を使用
目隠しを行われそうになったら前転等を行って回避、火の玉については武器で叩き落として延焼を防ぐ
仲間が目隠しを行わていたら、優先的に解放に向かう

ジャックランタンに対しては身体等は狙わずに仮面だけを切り裂く
武器を取り上げる為に徒手空拳で手足を狙って攻撃

愚神に対しては周囲にいるジャックランタン達を解放させる事を優先
電光石火で相手の動きを止めたら、エステルの仮面を破壊して解放
すぐさまに、愚神から引き離す
『ねえ、意識が戻らないよ。どうするの?』
「少なくとも力の供給源からは解放されたはずだ。また、供給源にされない様に後方に移動させる」

依頼終了後
『無事に終わって良かった~。でも、南瓜を御面にするなんて変な御祭りがあるもんだね』
「本来はカブだったらしいが移民先でカブが無く南瓜に移行されたらしい」
『・・・伝統をそんな理由で変えちゃうのってどうなんだろう』
「騒げるならどの国の物でも構わずに取り入れる日本が言えた義理はないんじゃないか? 何処かの自称国生みの神はクリスマスに大はしゃぎしてたしな」
『え~っと・・・懐が広いの良い事だよ』
「俺としては大晦日位は昔の様に静かに過ごしたいんだがな」

「」:恭也
『』:伊邪那美

※アドリブ 絡みOK
九字原 昂aa0919
人間|20才|男性|回避
お菓子を渡しても帰ってくれそうにありませんし、いつも通り強硬手段でお帰りねがいましょう

■行動
基本方針としては、建物の1階へ向かう班と4階に向かう班とに人を分け、
建物の上下から1フロアごとに制圧しながら進みます
ジャックランタンの仮面破壊を優先とし、一般人を開放したら建物外へ退避。
邪魔な従魔が居ればそれを排除、ないし一般人退避まで足止めしておきましょう。
愚神とエステルさんを発見したら味方に連絡し、最終的にはそのフロアで2班合流。
また、アルメイヤさんについては合流したら一度落ち着くように宥め、
1階から制圧する班に同行するようお願いしつつ、
エステルさんを発見したらそのフロアに向かってもらいます。

僕個人の行動としては、最上階に向かう班に入ります。
従魔への対処を優先とし、近接戦闘を挑みながら一般人から引き離すように誘導。
隙あらばハングドマンの鋼線で巻き取り拘束。
敵が複数居るのなら、女郎蜘蛛で纏めて移動を封じる、あるいは繚乱で注意を僕に引き付けます。
ジャックランタンに対しては身動きを封じる事を主として、
仮面は味方に壊して貰いましょう。
愚神に対しては、建物内の障害物を利用して隠れながら接近し、
死角からの不意打ちを試みます。
また、縫止での封印付与も試すつもりです。

女郎蜘蛛使用時
「お菓子はあげられませんが、代わりにこちらをどうぞ。」
散夏 日和aa1453
人間|22才|女性|命中
アドリブ絡み歓迎

>日和
ハロウィンには家でもカボチャを飾るべきかしら?

>ネリネ
初めての戦うお仕事…緊張するなぁ

>行動
あら、何も気負う必要はなくってよ
私にお任せなさい!
「は、はい!そうですよね。サポート頑張りますっ」
他の方々と連絡先交換後共鳴
私は一階から順に参りますわ
『エステルちゃんも心配ですけど
アルメイヤさんの暴れっぷりもどうにかしないと…!』
一般の方々が残っていらっしゃる様なら外への避難誘導行いつつ
アルメイヤさんを宥めますわ
落ち着きなさい!感情のまま力を振りかざしても
エステルさんは喜びませんわよ
エステルさんを助けたいなら私達に協力して下さいませんか?
過剰な攻撃は控えるようお願いしますわ
『仮面壊せば元に戻りませんかね?』
そうですわね
じっとしているのも難しいでしょうし
アルメイヤさんには敵を惹き付けて頂きましょう
私は意識外から仮面破壊を狙います
破壊後避難誘導
従魔発見時は優先して対応
『正しくお化けって感じですね…』
あまり戦い甲斐は無さそうですが
肩慣らしには良さそうですわね
【拒絶の風】使用
背後に壁等着火物無い様位置取り
こちらから燃やし尽くして差し上げますわ!
斬りかかり近距離で【ブルームフレア】
目隠しされる前にシーツ斬り回避
ふぅ…やはり魔術はまだ扱い慣れませんわね
『魔法使いって後衛のイメージだったのにぃ…』
ふふ、私付きのメイドなら慣れて貰いませんと困りますわよ
『が、頑張りますっ』
討ち漏らし確認後上階へ
愚神発見時従魔>ランタン>愚神で対応
本命と手合わせと行きたいところではありますが
一般の方の救助が優先ですわね
愚神対処時【拒絶の風】【ウィザードセンス】
エステルさん救出優先し完了後
左右背後等死角から攻撃
逃しませんわ!

>共鳴解除後
「さて、初陣は如何でしたか?」
『色んな意味でドキドキしましたよ…
ラインさんとの共鳴もこんな感じなんですか?』
「概ねは。でも、もっと激しくてよ」
『わぁ…し、精進しマス』
魅霊aa1456
人間|14才|女性|攻撃


エステルさんとアルメイヤさん。この二人とは、しばらく前に講習会で話したことがある。
真面目で優しさのある人たちだ。…アルメイヤさんについては、方向性のズレが気になるけれど。
二人の日常が脅かされているのなら、今回の一件は尚のこと黙ってはいられない―。

味方はまず1階と4階に分かれて、それぞれ階の安全を確保しつつ挟撃にかかるつもりらしい。
私は4階から行くことにする。


今回は屋内での戦闘 しかも商品がそこかしこに並んでいる。―長柄の業物は適さない。
しかも射線の通らないところではアクハトが、周囲に物がある状態ではアルスマギカが封じられる。
どうも今回は、自分の拳を信じるしかなさそうだ。

でも、従魔が布やカボチャの型をとっているのは助かった。
私の拳闘は武器特性もあって打撃よりも斬撃に秀でている。遅れは取らないはずだ。

敵の順序は、「布を被せて麻痺」→「麻痺した相手にカボチャを被せて乗っ取り」…
仮に味方がこの方法にかかるとしたら、途中で離脱させる方法は2つ。
『カボチャの移動先を塞いでその場で叩っ斬る』か、『クリアレイで即時治癒を行う』か。
どちらと迷う時間はないだろう。出来る方策を直ぐに採るしかない。


…!エステルさんも既に囚われている。
しかも敵は彼女から優先的に霊力を奪いにかかっているようだ。
敵の特性から、近くにあるものほど奪いやすいとするなら…近づく者を疑うしかない。
仮面を被るともなれば、擬態能力も…?征四郎さんの力を借りていくしかないか。

いざ愚神が出たとなれば、エステルさんから距離を離さずにいるはずだ。
なら、それ以上に近づいて零距離で拳撃を叩き込む。
加えて、機を見て治癒術も行使しなくては。当人に余裕を持たせなければ取り込まれかねない。

だが霊力を防御にさせられるのは厄介。
…とはいえ、そう弁えて実体の内側に打撃を加える それ以外に手は打たない。
私が離れればエステルさんの負荷が増える。だったら!
ギシャaa3141
獣人|10才|女性|命中
アドリブおっけー。NGなし

★心情
ギシャ「エステルって、事件に巻き込まれまくるヒロイン体質だよねー。困ってるだろーから、早く助けないとねー」
どらごん『……気に病むから本人には絶対に言うなよ。姫守る騎士も相変わらずのようで、被害が拡大せぬように気を付けろ』

★目的
エステルがいたから依頼入った!
おともだちー

★準備
作戦協力
二班に分かれて行動。ギシャは上層、四階から行動班

ビルの内部地図を入手し、現地着までに確認・記憶

急ぎの依頼じゃなければハロウィンコスプレしたかったけど、今回は我慢我慢ー

★行動
現地着後、(あの人いつも暴れてて楽しそうだなー)と、暴走してるアルメイヤを横目にさっさとエレベーターへと向かって四階へ

エステルは心配だが、性格とは裏腹に冷静に状況判断
ドロップゾーンかどうか、敵性存在の有無と能力、屋内照明や通路、内部状況を確認
味方もいるから守りは任せて、まずは情報を集めてしっかりと判断しないと、助ける為にきたのに間違えて攻撃なんてことになったダメだからねー
特にかぼちゃ頭なんて、従魔と間違えて攻撃しそうだから、しっかりと観察して、操られてる人だと看破しないとねー

>従魔
攻撃はすべて回避選択。シーツにつかまるほどとろくないのだー
爪でびりびりーと切り裂く

>ジャックランタン
元々が人間で操られて強化されていても、二足歩行で手を使う人としての動きはそう変わりは無いだろうから、さささーっと背後から近付いてカポッと仮面を引っこ抜いてみる
うまく取れれば即座に破壊
固定されてるようなら、女郎蜘蛛で拘束。パッシブの精神集中で部位狙いの難度を下げてから、中身を傷つけないように仮面を精密解体して破壊

>エステル
服で判断。愚神の近くにいるし、味方接敵時、潜伏使用して物陰をこそこそ移動。
チャンス時に抱きかかえて攫っていく。まずは引き離して安全確保。次いで仮面破壊

「子供達は無事だったよ。皆を守ってがんばったねー」
柳生 楓aa3403
機械|17才|女性|生命
楓「」
詩乃『』
アドリブ、絡み大歓迎

『今回は迅速かつ確実に、彼らを助けるよ』
「はい。こんなハロウィンパーティーは潰さないといけませんね」

【目標】
一般人及びエステルの救出。従魔及び愚神の討伐

【行動】
共鳴状態は楓主体のバトルドレス
班は【1階昇り】
優先度はジャックランタン(一般人)またはエステル>従魔>愚神
建物に入りアルメイヤを見つけ次第宥めて攻撃をやめさせる。攻撃をやめない場合はジャックランタンに対してカバーリングを発動して無理矢理にでも止める。アルメイヤを止めた後は【4階直行班】からエステル発見の連絡が来るまでは一緒に行動する。
ジャックランタンについては発見次第仮面を取り外せるかどうか試し取り外せない場合は一般人が怪我しないように気をつけながら破壊する。救出後はフロア毎に安全と思われる場所に避難させておく
従魔に対しては見つけ次第武器をスカーレットレインに持ち替え攻撃、注意を引く。火の玉に関しては自分に対して撃たれたら避けず味方や建物に撃たれた場合はカバーリングなどを使用し防ぐ。従魔に再び救出した一般人が操られないように注意をする
1フロアの一般人救出及び従魔殲滅が終わり次第次のフロアに向かい同じことを終わるまで繰り返す
全一般人救出及び従魔殲滅後はエステル救出及び愚神撃破に向かう

アルメイヤを宥めるとき
「落ち着いてくださいアルメイヤさん!今焦ってしまえば救える命も救えなくなります!」
ジャックランタンの仮面破壊時
「返してもらいますよ。この人たちは、貴方らの遊び道具ではありません」
一ノ瀬 春翔aa3715
人間|24才|男性|攻撃
アドリブ・アレンジ可

春翔「
アリス『
※共鳴主体アリス
姿もイレギュラー的にそちらへ寄る

■準備
かぼちゃの被り物と黒のポンチョ用意、又は現地調達
HOPE問い合わせビル内部構造把握、共有
通信機全員と接続

■心情
「おいアリス、なんでそんな張り切ってんだ
『お菓子のお祭りを悪用するなんてコレはアリスに対する挑戦状だよ!今回はアリスがやるからハルトは引っ込んでて!
「なんだそりゃ…いいけど目的はエステルの救出って事忘れんなよ…
ハロウィン(お菓子)に対する想いが暴走するアリスと呆れる春翔

■行動
【4階直行】
外階段使い4階へ直行
侵入後かぼちゃとポンチョ羽織り潜伏使用
『うげ…見辛い…
「当たり前だろ…何やってんだ
『ハロウィンの平和を守る為の正装!
「アホか…
愚神、エステル捜索
発見した場合【1階昇り】へ連絡
フロア掃討後下階へ
以後繰り返し

・従魔
発見次第なるべく撃破
潜伏状態維持しサイレントキル狙う
火の玉誘導しシーツ燃やせるか確認
ビル燃え移りそうな場合ゴッドハンドで殴り受ける
味方と誘導しあいターゲットバラける様に

・ジャックランタン
発見後此方へ誘導
攻撃時戦鎖「黒龍」で拘束し仮面取る
取れない場合手加減しつつ破壊
『ハロウィン仮面は一人でいいのー!

・愚神
『ハロウィン仮面参上ぉう!!お菓子の平和を乱す者は…って、またニセモノ居るし!…アレ?エステルちゃん?
エステル救出最優先
縫止、ジェミニストライクの順で毎ラウンド使用し愚神スキル拘束掛けつつ
エステル目覚めのハリセンで一発叩く
『帰ってこぉい!!
アルメイヤに説得掛け続けるよう要請
『何でも良いからこっち戻ってくる様に言ってー!
愚神にも一発ハリセン
『悪い子はおしおきだぞぅ!
「お前好き勝手やり過ぎだろ…
何も起こらない場合スキル使用継続
ロリポップ振れない距離まで最接近し全力殴り
味方ターゲット取ってくれるなら任せ横合い攻撃

■了
『かくしてハロウィンの平和は守られたのである…!
「…だめだこりゃ

リプレイ

●失った場所の夢
 帰る場所を失った逃亡者は、夢を見る。
「エステル、食べてはいけない」
 亡くなった祖父とテーブルに並ぶ、甘美な菓子の数々。
「はい……おじい様」
 帰る場所を失った逃亡者――エステルは、未だに故郷の夢を見る。たとえ愚神による罠だとしても、彼女は未だに故郷の菓子の夢を見る。
「だが……もしも、戻りたくないのならば――食しなさい」

●アルメイヤの暴走
 一歩ビルに踏み込めば、視界の端から端までがハロウィン!
 陽気なかぼちゃが笑い、紙の蝙蝠がはばたく。棚に並んだ商品の色はにぎやかで、お祭りとしてのハロウィンを存分に演出していた。
「現場に関係者がいて助かったな。居なければコスプレと思われて発見が遅れたな」
 御神 恭也(aa0127)の言葉は、もっともだ。敵はシーツで作ったような幽霊に、ジャックランタンのお面ばかり。季節が季節だけに、お店のコンセプトに合わせたコスプレのようであった。
『うわぁ……アルメイヤちゃんが暴走しちゃってるよ』
 伊邪那美(aa0127hero001)たちは先ほど到着したばかりだが、アルメイヤは一足早く到着していたようだ。ビルの一階で、彼女は思う存分に暴れていた。
『エステルちゃんも心配ですけど。アルメイヤさんの暴れっぷりもどうにかしないと……!』
「あら、何も気負う必要はなくってよ。 私にお任せなさい!」
 恋迷路 ネリネ(aa1453hero002)は、破壊された商品を踏みつけないようにしながら周囲をうかがう。ネリネにとっては初めてなことが多い依頼であったが、散夏 日和(aa1453)がいることは心強い。
『は、はい! そうですよね。サポート頑張りますっ』
 幸いなことに、アルメイヤの攻撃によって怪我人は出ていないようだ。ネリネは、まずそれにほっとする。だが、それも時間の問題であろう。細身の剣を振り回すアルメイヤに、見境というものはなかった。
『一般人もいるはずだから、今回は迅速かつ確実に彼らを助けるよ』
 氷室 詩乃(aa3403hero001)の言葉に、柳生 楓(aa3403)はうなずいた。
「落ち着いてください、アルメイヤさん! 今焦ってしまえば、救える命も救えなくなります!」
 楓の叫びは、アルメイヤには聞こえないようであった。それどころかジャックランタンに向かってアルメイヤは、切りかかろうとする。シーツのお化けとは違って、ジャックランタンたちは見た目からして愚神に操られているだけの人間だ。
「危ないです!」
 楓はジャックランタンに対してハイカバーリングを使用し、アルメイヤの攻撃を防いだ。一太刀でも、操られているだけの人たちに浴びせるわけにはいかない。だが、敵に切りかかるアルメイヤを説得しながらの防御は難しく、楓は仲間たちを頼るしかなかった。
 楓は、唇を噛んだ。
「ジャックランタンは、私が。皆さんは、アルメイヤさんのほうをお願いします!」
 防御に徹する決意をした楓を見ていたは、凛道(aa0068hero002)は顔をゆがめていた。子供たちが楽しみにしているハロウィンを貶めた愚神に対して、彼は怒りを感じていた。
『取り乱さないでください。元が武器だとして、仮にも大人の形をとる者の行動ですか見苦しい』
「わ――何で煽るの!!」
 もっと柔らかい口調で、と木霊・C・リュカ(aa0068)は叫ぶ。
『そこまで言うなら、お手本を見せてくれますよね?』
 凛道に水を向けられたリュカは、こほんと咳払いをする。
 リュカは、アルメイヤの気持ちもわかるのだ。自分の大事な幼子が突然にいなくなり、敵に捕らわれている。保護者として、どれほどの不安のなかにいるのかを。けれども同時に、保護者が一番に考えているのは子供のことなのである。
「……あのね、エステルちゃんが今凄い不安だと思うんだ。能力者と英雄は幻想蝶で繋がってるって言うし、不安も伝わっちゃうかもしれない」
 仲間たちからも聞いたが、エステルは戦いなれた戦士ではない。
 大人びてはいるが、小さな女の子だ。
「落ち着いて。貴女のすることは攻撃じゃなくて、連絡が来たらすぐ駆けつけられるようにすることだよ。それと、お兄さんたちはエステルちゃんを助けに来たHOPEのリンカーだからね」
 つまりは、味方だよ。
 リュカの言葉に、アルメイヤが息をつく。
『HOPEの……救出がきたのか』
「私たちは、一階から上に攻める班と四階から下から攻める班に分かれて行動をしていますわ。エステルさん救出のために、力を貸していただけますわね」
 日和の言葉に、アルメイヤはうなずいた。
「従魔が、接近しています!」
 楓の声に、全員が振り返った。
 その声の通りに、一同の近くにはシーツのお化けが浮遊している。いかにもゴーストらしい恰好の従魔は、ばさりとシーツを広げた。
「目くらましかっ」
 恭也は、転がりながらシーツから逃れる。
 だが、恭也が転がった先にはジャックランタンがいた。振りかぶったナイフが、自分の体に刺さる前に恭也はジャックランタンの手を狙った。ジャックランタンの手からナイフが零れ落ちるが、その手は随分と小さなものだった。おそらくは女性――しかも戦ったことなどはない一般人の手だ。
「ジャックランタンに扮している者達は、操られてる人達か……。過剰な攻撃はできないな」
『楓! 恭也たちのほうに火の玉がきてるよ!!』
「大丈夫、詩乃。見えていますから!」
 火の玉から仲間を守るべく、楓はスキルを使用しようとした。
『恭也。女の子に守られてたら恰好が悪いよ』
 にやり、と伊邪那美が笑う。
「……女性うんぬんの前に、柳生さんは仲間だ。そして、これぐらいのスピードの攻撃ならば守られずとも叩き落とせる」
 恭也は手に持っていた武器で、楓のスキルが発動する前に火の玉を叩き落とした。
『ひゅーひゅー、やっぱり男の子だよね』
「茶化すな、伊邪那美。柳生さん、俺はよりも一般人を優先にっ!」
 恭也の言葉に、楓はうなずいた。
「こんなハロウィンパーティーは、早く安全に潰さないといけませんもんね」
『でも、思ったよりも時間がかかりそうだよね。ジャックランタンは一般人だから、乱暴はできないし』
 ナイフ程度の攻撃では詩乃たちはびくともしないが、相手が一般人あることや従魔によって自分たちも操られるかもしれないことを警戒するのは結構なストレスであった。
『仮面壊せば、元に戻りませんかね?』
 ネリネの言葉に「ビギナーズラックにしては良い考えですわね」と日和は返す。
「アルメイヤさんには、敵を惹き付けて頂きましょう。私は意識外から仮面破壊を狙います。じっとしているのも難しいでしょう」
 ならば、とアルメイヤが再び動き出す。
 そんな彼女の忍び寄ろうとしていた従魔を撃ち落としたのは、凛道であった。
『従魔は、こちらで撃ち落とします。そちらは、ジャックランタンを』
 敵に狙いをつける、凛道。
 ジャックランタンとして操られている一般人のなかには、背格好から子供とわかるものもいた。おそらくは、ハロウィンを楽しみにしていた子供たちを愚神が操っているのだろう。だとしたら――……だとしたら、ここの愚神は本当のロクデナシだ。
『望まぬ子供を戦闘に巻き込んだ罪……死者の皮を被り闊歩する罪……一度首を落とした位で足りるのですから安いものでしょう』
 従魔ばかりを狙って攻撃したせいだろうか、いつのまにか凛道は周囲を幽霊に囲まれていた。
『イノセンスブレイドを使用します』
「大丈夫? 性能は、確かにあがるけど……」
 リュカが言いよどむのは、凛道を心配しているからだ。
 だが、凛道はかまわないと答える。
『子供が泣いているかもしれないんです。大人が、立ちすくんでなどいられません』
 凛道は、静かに息を吐いた。
「お兄さんは戦うの苦手だからね。判断は、凛道ちゃんにまかせるよ。でも、無理はしないでね」
『言われなくとも、僕は勝ちます』
 凛道は、ためらうこともなく自身の武器の性能を上げた。
 一方で、アルメイヤはおとりとなり派手に暴れまわっていた。そして、日和がそれに気を取られたジャックランタンの仮面を外していく。
「ふぅ……やはり魔術はまだ扱い慣れませんわね」
 少しばかり困った顔の日和に、ネリネは泣きそうになっていた。
『魔法使いって後衛のイメージだったのにぃ……』
 呪文を唱えて杖をポイな、イメージとはだいぶかけ離れた戦闘風景であった。少なくともネリネのイメージのなかでは、魔法使いはここまで体をはらない。
「ふふ。私付きのメイドなら、慣れて貰いませんと困りますわよ」
『色んな意味でドキドキしてますよ……。いつもの共鳴も、こんな感じなんですか?』
「概ねは。でも、もっと激しくてよ」
『わぁ……し、精進しマス』
 ネリネが初の戦闘に精神的ショックを受けている最中に、楓たちは仮面が外れた一般人を店の端に集めていた。
「詩乃、ここなら安全でしょうか?」
『端っこだから、倒壊でもしないかぎりは棚とかは倒れてこないとは思うよ』
『ねえ、意識が戻らないよ。どうするの?』
 伊邪那美は、不安げに恭也に尋ねた。仮面が外され気絶した一般人を運んでいた恭也は、脈や息を素早く確認する。すべてが正常であるのならば、ならば動かさないのが適切なのだろう。
「安全な場所で、安静にさせているしかないな」
 医者がいないなかでは、それが恭也たちにできる精一杯であった。

●トリックオアトリート
『ふぅ、一般人が巻き込まれておると救出も難儀だな』
 ナラカ(aa0098hero001)は、息を吐いた。
 囚われているらしいエステルを四階から探しているも、ジャックランタンや幽霊がなかなかにやっかいである。一般人であるジャックランタンの救出を第一に行動してはいるが、まず相手の動きを止めなければならない。
『一階の方は、どうやら派手に暴れているようだぞ?』
 あちらに行かなくてはよいのか、とナラカは八朔 カゲリ(aa0098)に目配せする。
「あちらには柳生もいる。心配する必要もないだろう」
 それにカゲリは、アルメイヤにもはやかける言葉を探す気にもなれなかった。
『エステルが大切、それ以外は構うものか』と、“そうしたもの”だと言うのなら、好きにすれば良いのだ。
「お菓子はあげられませんが、代わりにこちらをどうぞ」
 トリックオアトリート、と言いながら九字原 昂(aa0919)は女郎蜘蛛を使用する。一般人相手にできることは限られている。だからこそ、昂は一番最初に動きを止めた。
「動きは止めましたよ。あなたは、そっちをお願いします!」
「おっけー」
 ギシャ(aa3141)はジャックランタンの背後から近づき、仮面をはぎ取った。
「二足歩行で、手を使うなら人としての動きはそう変わりはないよね。同じ二足歩行でもどらごんだったら、変わったかもしれないけど」
 ギシャの言葉に、どらごん(aa3141hero001)は『そうだろうな』と周囲を警戒しながら答える。店の雰囲気とは誰よりもマッチしているが、どらごんは残念ながらギシャと共鳴中である。その姿は視認することはできない。
「エステルって、事件に巻き込まれまくるヒロイン体質だよねー。困ってるだろーから、早く助けないとねー」
『……気に病むから本人には絶対に言うなよ』
 最悪の場合、家から出てこなくなるかもしれない。
 ギシャは「言わないよー」と言っているが、どらごんは信用できないなと一人つぶやく。 
「エステルさんとアルメイヤさん……。この二人とは、しばらく前に講習会で話したことがあります。二人の日常が脅かされているのなら、今回の一件は尚のこと黙ってはいられない――」
 魅霊(aa1456)は、拳を握りしめていた。
 店に入った瞬間から、彼女は自身の獲物は店内で戦うのに向かないと判断した。良くも悪くも商品であふれた店のなかでは、魅霊の武器の動きは阻害されてしまう。
「たしかに、物が多いですよね」
 昂は、棚に置いてあったかぼちゃの置物を手に取った。ガラス細工のそれを昂は掌の中でくるくるさせて「買って帰ろうかな……」とつぶやく。子供でなくとも、ハロウィンの準備は心が弾むものである。昂ぐらいの年でも、お菓子を見れば「これは子供が喜ぶかもしれませんね」と思って購入してしまう。
『うふふふ。お店のものが壊れるのは気分が良くないですよね』
 まるで一緒に買い物に来た妹の姿を見守るような穏やかな雰囲気で、R.I.P.(aa1456hero001)は微笑む。
「今は緊急事態です。多少の被害は……仕方がないことです」
 緊急事態と言われ昂は、商品を棚に戻した。
 これが、壊れていなかったから買うかもしれない。
『あらあら、強がりはだめよ』
 魅霊とて、好んで店の商品を壊したいわけではない。
 しかし、今回は人命を最優先すべきであろう。
「おい、アリス。なんで、そんな張り切ってんだ」
 商品の仮装セットを片手にもつアリス・レッドクイーン(aa3715hero001)に、一ノ瀬 春翔(aa3715)は首をかしげる。それは明らかに戦闘には必要ないものだ。
『お菓子のお祭りを悪用するなんて、コレはアリスに対する挑戦状だよ! 今回はアリスがやるからハルトは引っ込んでて!』
「なんだそりゃ……。いいけど、目的はエステルの救出って事忘れんなよ……」
 アリスはさっそく商品の外装をバリバリと破いて、かぼちゃの仮面とポンチョをかぶる。
『うげ……。見辛い……』
 どうやら安物の仮面は、視界が悪かったらしい。
「当たり前だろ……何やってんだ。皆が敵だと思うだろうから、早く脱いでくれ」
『ハロウィンの平和を守る為の正装だよ!』
 アリスの様子を見ていたユエリャン・李(aa0076hero002)は、わずかに表情を柔らかくさせた。
「少しとばかり早い、ハロウィンか。ほう、コスプレグッツも豊富のようだぞ』
 こんな時ではなければ店を物色して自分と紫 征四郎(aa0076)の仮装用の衣装など見繕いたいところだが、残念ながらそれはできそうにない。
「エステル、無事だといいのですが……」
『話を聞く限りは、トラブル慣れしていそうな娘であるぞ? 危険とわかっていればどこかに隠れている可能性もあると思うのだが』
 きょろきょろする征四郎に、ユエリャンは声をかける。少なくとも、この人数でしらみつぶしに探せば、見つからないということはないだろう。
『そういえば、便利なゴーグルを持っていただろう。アレを使わない手はないぞ』
「ライヴスゴーグルですよね!」
 そういえば持っていたはずだと征四郎は、ぽんと手をたたく。もしかしたら、これで隠れているエステルも探せるかもしれない。
「……あれは! カゲリ、その子は愚神です」
「なっ!」
 征四郎の言葉に、すぐさまカゲリはジャックランタンの仮面をかぶった少女から離れる。今の今まで操られた一般人だと思っていたが――愚神だったとは。
「あはははっ。あと、ちょっと遅かったら腸引きちぎってたのに!」
 ぽん、と愚神がかぼちゃを出現させる。
 カゲリは、とっさにレアメタルシールドをかまえた。盾に当たったかぼちゃが、それに当たって「ぽーん」とおもちゃのような音をたてて爆発する。
『愚神との距離が近かったせいか? 今の爆弾は、覚者の跡を追ってきたように見えたが?』
「おそらくは、自動追尾型だ」
 見た目も音もおもちゃのようだったが、爆発の威力は本物であった。カゲリは盾を構えながらも、愚神から距離を取る。
「自動となると、かなり厄介ですね。一先ず、隠れて様子をみましょう」
 昂は棚の影に隠れて、愚神の様子をうかがう。店の商品が多すぎて思ったように武器が扱えないという不利もあったが、こんなときに姿を隠すにはおあつらえ向きであった。
「爆弾を大量に出せば有利なのに……。あの愚神は、こちらの動きをうかがっていますね?」
 昂は、愚神の様子をうかがう。
 もしも昂が愚神であったならば、かぼちゃ爆弾を大量に出しているはずだ。そちらの方が有利なのに、愚神はそれをしようとはしない。
「それに、隣にいる女の子も気になりますよね」
「まさか、愚神の隣にいるのは……」
 昂の言葉に、魅霊は深呼吸をする。
 その人の姿は、過去に見ている。
「R.I.P.、あそこにいるのはエステルさんでしょうか?」
『ええ、間違いないです』
 R.I.P.にも確認を取ったが、間違いない。
 エステルはすでに、愚神に捕らわれている。
「えっ、エステルも操られての!?」
 シーツのお化けを爪で引き裂いていたギシャは驚いたが、どらごんが冷静につぶやく。
『他のジャックランタンとは、様子が違うようだな』
『ハロウィン仮面参上ぉう!! お菓子の平和を乱す者は……って、またニセモノ居るし』
 縫止を使おうとしたアリスを見て、愚神が笑う。
「かぼちゃ爆弾の的になっちゃえ!」
 ゴーグルをつけていた征四郎が叫んだ。
「ギシャ! 愚神はエステルのライヴスを使って、爆弾を作っています!!」
『吾輩たちが早く引き離さないと危険なんだな?』 
 ユエリャンの言葉に、征四郎は頷いた。
 愚神の攻撃は、エステルのライヴスを大量に消費することでなりたっている。このままでは、エステルの体の方が持たないはずだ。
『やることは決まったぞ、おチビちゃん。ひとまずは、子供の保護なのだな』
「征四郎さん……力を借してください。私なら、ゼロ距離で拳をたたきこめます」
『うふふふ。わたくしたちならば、比較的簡単に愚神の懐に入れますからね』
 R.I.P.と魅霊の言葉に、征四郎は頷いた。
 征四郎の援護を受けながら、すばやく魅霊は愚神の懐に入った。
 この一撃で決める!
 そう決意した魅霊の拳であったが、愚神は涼しい顔をして受け止める。
「ライヴスを……防御にも回せるのでしょうか?」
「ご名答。だから、あなたのライヴスも私のものよ!」
 反撃が来る、そう予測して身構えた魅霊より早く動いたのはアリスだった。
『ちゃんと避けてよね、ジェミニストライク』
 魅霊はアリスの攻撃は、避ける。
 だが、エステルの側は離れない。
 ――私が離れればエステルさんの負荷が増える。だったら!
 ――ぎりぎりまで、離れなければいい。
 魅霊の下した判断は、単純にして明朗であった。
「そんなことをしたって、私の防御力が上がるだけだよ! あははははっ、HOPEのリンカーって本当にお馬鹿さん」
『違う』
 どらごんが、ギシャだけに聞こえる声で呟く。
『命知らずで優しい奴らの集まりだ』
「隙ありっ。だよっ!!」
 潜伏を使用していたギシャは、エステルを抱きかかえていた。ずっとこの瞬間をギシャは狙っていたのだ。
「それ、私のお菓子よ!」
 愚神が、ギシャに向かって手を伸ばそうとする。
 だが、その手に刺さったのは針であった。
 昂の縫止だ。
 彼はずっと店内の商品棚に身をひそめ、愚神に徐々に近づいていた。愚神との戦闘を従魔に邪魔されないように、そちらを拘束することも忘れずに。
「隠れているのが、一人だとは思わないでくださいね。いつも通りの強硬手段ですけど、一応はセオリーですから聞いておきましょうか」
 戦闘の緊張から一瞬だけ解放されたように、昂は笑う。
 その顔は近所の子供たちに菓子を配る、気のよさそうな青年そのものだった。
「トリックオアトリート? 攻撃とお菓子、どちらがいいですか……」
「愚神に選ばせる気は、全くないが」
 カゲリは、ラジエルの書を持っていた。
 ライヴスショットを食らった愚神は、もはや自分がどうしようもないほどに追い詰められたことを知る。
「まだよ。まだ、私にはお菓子がある!」
 愚神は、ロリポップを振りかざす。鮮やかな色のそれを昂は避けたが、床にひびが入る。おそろしいほどの威力に、昂は唾を飲み込んだ。恐ろしいほどの強度を誇ったロリポップに果敢に挑むのは征四郎であった。
「愚神は必ず、征四郎たちが倒すのです!」
 何かが来る、と警戒した愚神に征四郎はにやりと笑ってやった。今の愚神は、征四郎の攻撃を予測している。自分を倒すほどの協力な攻撃がくると思い込んでいる。
 だが、征四郎が使ったのが猫騙であった。
 愚神のロリポップの動きが、止まった。
「不意打ちで失礼します!」
 昂が、愚神の胸を貫く。
『かくしてハロウィンの平和は守られたのである……!』
「……だめだこりゃ」
 ブイサインを決めるアリスに、春翔は頭を抱えた。
「……おじい様、ごめんなさい」
 エステルが小さくつぶやく、その声は誰のも聞こえてはいなかった。

●死者か生者か
「たくさんのお菓子とおじい様が出てくる夢を見たんです……」
『HOPEによると夢のなかで菓子を食べていたら、正気に戻れなかったかもしれないそうです。……ほかの子供たちも無事でよかった』
 凛道は、子供たちに被害が出なかったことにほっとしていた。
『本当に無事に終わって良かった~。でも、南瓜を御面にするなんて変な御祭りがあるもんだね』
 拾ったらしいかぼちゃの仮面をつけた伊邪那美は、なぜか幽霊の真似をしていた。
「本来はカブだったらしいが、移民先でカブが無く南瓜に移行されたらしい」
『……伝統をそんな理由で変えちゃうのってどうなんだろう』
「騒げるならどの国の物でも構わずに取り入れる日本が言えた義理はないんじゃないか? 
何処かの自称国生みの神はクリスマスに大はしゃぎしてたしな」
『え~っと……懐が広いの良い事だよ。それより、お菓子だよ。お菓子』
「そうです! 皆で、お菓子を食べましょう!! ハロウィンは大人からお菓子をもらって、夜食べても良いお祭りなのです」
 征四郎も目を輝かせていた。
 年少組はやはり、歴史や伝統よりも甘いお菓子に興味津々のようである。
「クッキーは、黒猫の形がいいです! でも、せっかくだからかぼちゃ味のも欲しいです」
『ああ、カボチャのマフィンとか美味しいよね。ボクも食べたいなー』
 パイもいいなー、と詩乃もうっとりしはじめる。
「私は、生キャラメルが食べたいです。口のなかで溶けるやわらかい感触が……」
 楓もうっとりする。
 征四郎たちはうきうきしながら、食べたいおやつに胸を膨らませていた。それを配るのは「お兄さんなのかな? できれば仮装したいよー」とリュカは端っこで叫んでいた。いや、配る側も喜んでやるのだが。
『夢に出てくる菓子を食べなかったか』
 ナラカは、歳の近い者たちの輪に入れずにいたエステルに声をかける。
『賢明であったな。菓子のほかに、夢で別のものも見たのではないのか?』
「……亡くなった、おじい様を見ました。おじい様は、戻りたくなければ食べなさいとおっしゃったので」
 私は食べませんでした、とエステルは答える。
 その話を聞いていたカゲリは、無言でエステルの頭をなでる。
「家族のおじい様と一緒にいたくなかったわけではないんです……」
 その言葉を聞いたナラカは、同じ年頃のギシャや魅霊たちに呼ばれて向かうエステルの背につぶやいた。
『死んだ家族を選ばなかったことに罪悪感をいだくとは……。心の強さは、アルメイヤの暴走の結果を背負えるほどとはいかぬか』
「それでも、エステルは選んだ」
 ――血の繋がった死者<祖父>よりも。
 ――血の繋がらない生者<アルメイヤ>を。

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参加者

  • オーバーテイカー
    木霊・C・リュカaa0068
    人間|29才|男性|攻撃
  • エージェント
    凛道aa0068hero002
    英雄|23才|男性|カオ
  • 欠くべからざる幼き友
    紫 征四郎aa0076
    人間|8才|女性|攻撃
  • 足跡に導かれし正者
    ユエリャン・李aa0076hero002
    英雄|28才|?|シャド
  • 可能性を顕す者
    八朔 カゲリaa0098
    人間|16才|男性|攻撃
  • 神々の王を滅ぼす者
    ナラカaa0098hero001
    英雄|12才|女性|ブレ
  • 憧れの兄貴
    御神 恭也aa0127
    人間|16才|男性|攻撃
  • 非リアの神様
    伊邪那美aa0127hero001
    英雄|8才|女性|ドレ
  • 軽業師
    九字原 昂aa0919
    人間|20才|男性|回避



  • 自称・巴御前
    散夏 日和aa1453
    人間|22才|女性|命中
  • エージェント
    恋迷路 ネリネaa1453hero002
    英雄|18才|女性|ソフィ
  • エージェント
    魅霊aa1456
    人間|14才|女性|攻撃
  • エージェント
    R.I.P.aa1456hero001
    英雄|18才|女性|バト
  • 華火の影を踏みし龍娘
    ギシャaa3141
    獣人|10才|女性|命中
  • 類無き固茹で卵
    どらごんaa3141hero001
    英雄|40才|?|シャド
  • また会いたい……の約束
    柳生 楓aa3403
    機械|17才|女性|生命
  • 任務遂行
    氷室 詩乃aa3403hero001
    英雄|20才|女性|ブレ
  • 戦い抜いたもの達へ 
    一ノ瀬 春翔aa3715
    人間|24才|男性|攻撃
  • その先に在る深紅の領域
    アリス・レッドクイーンaa3715hero001
    英雄|15才|女性|シャド
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