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 フィットネスクラブ運営会社「RIZAP(ライザップ)グループ」(札証アンビシャス上場)の子会社の元社長の男性について、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で関係先を強制調査していたことが26日、市場関係者への取材でわかった。

 RIZAPグループ社(旧健康コーポレーション)は昨年2月、大阪府内のアパレル関連会社と資本業務提携すると発表した。関係者によると、当時RIZAPグループ社の子会社の社長だった男性は、発表前に業務提携の事実を知り、知人名義の証券口座で同社の株を買い付けていたという。

 同社株は、提携の発表後に高騰。監視委は、男性が事前に購入した株を売り抜けて利益を得ていた疑いがあるとみて、経緯を調べる方針。