LGBTが働きやすい職場環境を 企業を表彰する催し
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「LGBT」と呼ばれる性的マイノリティーの人たちが働きやすい職場をつくろうと、NPOなどでつくる団体が、企業の職場環境を評価して表彰するイベントが開かれました。
このイベントは、「LGBT」の人たちを支援するNPOなどでつくる団体が、東京・中央区で開催したもので、全国の企業の人事担当者などおよそ600人が集まりました。イベントでは、パネルディスカッションが行われ、参加した当事者からは、「自分がLGBTだと職場で公表すると、働きやすくなると思う一方で、働けなくなるかもしれないという不安もあり、公表するかどうか悩んだ」といった意見が出されました。
このあと、団体が事前に募集した全国のおよそ80社が、社内での啓発活動や人事制度など5つの指標をどれだけ達成しているかという評価結果が発表されました。この中で、LGBTに関する書籍を図書館などに寄贈しているインターネットの生命保険会社が、社会への理解を広げるのに貢献しているとして表彰されました。
このイベントを主催した団体の1つで、NPO法人「グッド・エイジング・エールズ」の川村安紗子理事は、「企業が動けば、社会も動き出すと思うので、LGBTが働きやすい環境ができるよう取り組んでいきたい」と話しています。
このあと、団体が事前に募集した全国のおよそ80社が、社内での啓発活動や人事制度など5つの指標をどれだけ達成しているかという評価結果が発表されました。この中で、LGBTに関する書籍を図書館などに寄贈しているインターネットの生命保険会社が、社会への理解を広げるのに貢献しているとして表彰されました。
このイベントを主催した団体の1つで、NPO法人「グッド・エイジング・エールズ」の川村安紗子理事は、「企業が動けば、社会も動き出すと思うので、LGBTが働きやすい環境ができるよう取り組んでいきたい」と話しています。
LGBT支援を進める企業では
催しで表彰されたのは、東京に本社があるインターネットの生命保険会社の「レインボーフォトプロジェクト」という取り組みです。まずLGBTに関するイベントに参加した人たちの写真を、1枚100円で撮影します。その資金を積み立てて、LGBTに関連する書籍を購入し、全国の図書館などに寄贈します。会社では、この1年間で延べ1700人を超える人たちの写真を撮影し、購入した書籍は、沖縄県と三重県の図書館に寄贈しました。今後は、全国の学校などにも寄贈することを検討しています。
このほか、LGBTの人たちを支援するために、会社として何ができるか、週に1回社内で会議を開いています。今月19日には、参加したイベントの報告や全社員を対象に、年に1回行っている研修の内容などを話し合いました。
さらに、社内では、あちらこちらにLGBTの人たちを支援する意思を示す「レインボーフラッグ」が立てられています。自分の座席に旗を立てている男性社員は、「こういうものがあると、誰でも生き生きと働くことができる職場環境になると思います」と話しています。
ライフネット生命保険経営戦略本部の川越あゆみマネージャーは、「支援する姿勢を目で見える形で示すことに意味があると思います。マイノリティーが働きやすい職場は、みんなが働きやすい職場でもあると実感しているので、これからも、この姿勢で取り組んでいきたい」と話しています。
このほか、LGBTの人たちを支援するために、会社として何ができるか、週に1回社内で会議を開いています。今月19日には、参加したイベントの報告や全社員を対象に、年に1回行っている研修の内容などを話し合いました。
さらに、社内では、あちらこちらにLGBTの人たちを支援する意思を示す「レインボーフラッグ」が立てられています。自分の座席に旗を立てている男性社員は、「こういうものがあると、誰でも生き生きと働くことができる職場環境になると思います」と話しています。
ライフネット生命保険経営戦略本部の川越あゆみマネージャーは、「支援する姿勢を目で見える形で示すことに意味があると思います。マイノリティーが働きやすい職場は、みんなが働きやすい職場でもあると実感しているので、これからも、この姿勢で取り組んでいきたい」と話しています。