先日うちの子が通うオリニチプ(民間の保育所)で「請託禁止法の施行により、父兄からジュースなどの差し入れは受けられなくなったので、今後は持ってこないでください」と書かれたプリントが父兄に配布された。これを見た瞬間、今後「師匠の日」や秋夕(チュソク=中秋節)、旧正月などに贈り物を送る負担が減ればうれしいと一瞬思った。
ただその一方で、例えば夏の暑い中でも頑張る先生たちに冷たい缶コーヒーを手渡し「今日もお疲れさまです」と笑顔であいさつもできなくなれば、これは残念なことだ。また雨の日や寒い冬にも季節に応じた温かい差し入れをしてきたが、今後はこれらも受け取れないらしい。法律が日常生活のちょっとしたことにまで介入し、先生たちとの関係が希薄にならないか心配だ。
チェ・ウンスクさん(京畿道広州市)