韓国大統領 対日外交資料も知人女性に渡っていた疑い

韓国大統領 対日外交資料も知人女性に渡っていた疑い
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韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領が公職に就いていない知人の女性に演説の原稿を事前に渡してアドバイスを受けていたとして謝罪した問題で、韓国メディアは、日本との外交に関する資料なども渡っていたと伝え、この女性が外交にまで関与していた可能性も指摘しています。
この問題は、韓国のパク・クネ大統領が、長年の知人で女性実業家のチェ・スンシル(崔順実)氏に、演説の原稿を事前に渡してアドバイスや添削を受けていたもので、パク大統領は、25日、緊急の記者会見を開き国民に謝罪しました。

これに関連して韓国メディアは、パク大統領が就任前する前の2013年1月に、安倍総理大臣の特使として韓国を訪れた額賀・元財務大臣と面会する際の、島根県の竹島や慰安婦問題について対応方針をまとめた資料も事前に渡っていたと伝え、チェ氏が外交にまで、関与していた可能性を指摘しています。

問題をめぐって韓国の検察は、大統領府が設立に関与した可能性が高く、チェ氏が資金を流用した疑いがあるとされる2つの財団を26日に捜索しました。

問題を受けて与党のセヌリ党内でも、一部の国会議員から、「パク大統領は離党すべきだ」などという声も上がっており、パク大統領とチェ氏との不透明な関係について、さらに批判が高まることは避けられないと見られています。※チェ・スンシル。