鳥取の地震 知事が復興支援を国に要望へ

鳥取の地震 知事が復興支援を国に要望へ
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鳥取県中部で最大震度6弱を観測した地震で、鳥取県内では、観光産業に深刻な影響が出ているほか、農業や漁業の被害額が4億円を超えています。平井知事は27日、国に復興に向けた支援を要望することにしています。
今月21日に鳥取県中部で起きた地震では、倉吉市と湯梨浜町、北栄町で震度6弱の激しい揺れを観測しました。

鳥取県内では、温泉旅館の宿泊のキャンセルがのべ9400人以上にのぼるなど、観光産業に深刻な影響が出ています。さらに、収穫期を迎えた梨が落ちたり、漁港の施設が壊れたりするなど農業や漁業の被害額が県のまとめで4億6300万円にのぼっています。

こうした事態を受けて、鳥取県の平井知事は27日、東京で安倍総理大臣と面会し、国に復興に向けた支援を要望することにしています。
現地では、被害が大きかった地域で、いまも400人以上が避難生活を続けていて、自治体は、体調管理に注意を呼びかけています。