米大統領選で、オバマ政権の目玉政策「医療保険制度改革(オバマケア)」への批判が再燃している。米政府が来年の保険料が2割以上、上がるとの試算を出したためだ。オバマケア拡充を主張する民主党のクリントン氏に対し、「撤廃」を訴えてきた共和党のトランプ氏はここぞとばかりに攻勢を強めている。
「オバマケアは崩壊している。政府が出した数字はでたらめで、保険料は60、70、80%は上がるだろう」。トランプ氏は25日、フロリダ州での演説でそう批判し、オバマケア批判のツイートも連発。「この選挙はオバマケアを問うものになる」と訴えた。
一方のクリントン氏は同日のラジオ番組で、「多くの労働者が保険に入れるようになった」とオバマケアを擁護しながらも、「費用が上がり過ぎている」として、保険料の引き下げに取り組む考えを示した。
米政府は24日、連邦政府が運…
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朝日新聞国際報道部