先日読んだPDCAの本、『鬼速PDCA』(著:冨田和成さん)の内容が非常に良かったので、来年の課題図書に設定した。私にとっての課題図書とは、本の隅々まで読んですべて身につけることを目指す本のことである。まだ2016年だが、早速本の方法に従って計画(P)を立ててみて、実行(D)しているところである。
それについて紹介するにはまだ早すぎるので、ここでは本の中で紹介されていたライフハック術についてレビューしていきたい。主題はPDCAの本なのだが、ところどころで常識破りのライフハック術が紹介されているところが、この本の面白いところの一つである。そのうちの一部を取り入れることができたので、実際にPDCAを回していく際の潤滑油になってくれるのではないかと期待している。
ということで、『鬼速PDCA』を読み終わって、内容を実践していきたいと思っている人がこれから増えてくると思う。そういう人はぜひ、今回の記事を参考にして鬼速ダッシュの準備を整えてもらえればと思う。また、未読の人はぜひ下記レビューも読んでもらえると、本の内容の雰囲気がわかると思う。「面白そう!」と思った人にはぜひ読んでみることをお勧めする。
<今回の目次>
- Todoistのインストール
- TodoistのChrome Extensionを追加
- Todoistで「アイスボックス」プロジェクトを作る
- Todoistで「なるほど」タグを作る
- スマホの防水セットを購入する
- XmindというMindmapをインストール
- Google Calendarに2つのことを登録
- 鬼速PDCAシートをダウンロードする
- 鬼速PDCA解剖図を活用する
- 終わりに
Todoistのインストール
まずはTodoアプリで有名なTodoist。私もたまたまTodoistを利用していたので、インストールは必要なかったが、まだの人はこちらからインストールできる。
PCでもスマホでも入れておくと良い。有料コースもあるが、無料でも充実している。仕事メンバーとリストを共有する機能もあるらしい。長年使っていたけど全然知らなかった!
もちろん、使い慣れているTodoアプリを使うのが一番だが、まだ何もアプリを利用していない人は一度試してみると良いかもしれない。
TodoistのChrome Extensionを追加
『鬼速PDCA』の中で、TodoistのChrome Extensionがあることも紹介されている。そちらは存在を初めて知ったので早速導入。これはすごい便利!!未読の人は「ウェブブラウザにTodo機能を付けて何の意味があるの?」と思うかもしれないが、それはネタバレになるので解説は省略する(笑)。理由を想像してから本を読んでみると、頭の体操にもなるかもしれないぞ。こちらのリンクから追加できる。
Todoistで「アイスボックス」プロジェクトを作る
下の画像のように、Todoistの中に「アイスボックス」プロジェクトを追加。これは優先度が低くなかなか着手できないものを投入するためのものである。しかも、「アイスボックス」プロジェクトにはタスクを一つだけ登録し、そこにはクラウドファイルへのリンクが書いてあるだけ、という仕組み。そのリンクを開くと、そのうちやりたいことのリストが表示される、という流れだ。
これには流石に衝撃を受けた。なぜなら、私もTodoistに優先度の低いタスクが溜まってしまって、重要なタスクが埋もれたり、タスクが山積みであることに不快な感情が噴出したり落ち込んでしまうことがあるが、それは仕方のない事だと思っていた。一方で、この本の、「たくさんの後回ししても良いタスクをまとめてしまって、それを一つのタスクとしてTodoistに登録する」という発想はすごい。私は今まで、Todoistで与えられた仕組みを突破してさらに便利にしよう、とは考えたことがなかった。
ちなみに、クラウドファイルはGoogle Spreadsheetにしてみた。念のため補足すると、Google Spreadsheetを共有設定にしない限り、自分しかリンク先を閲覧できないようになっているので安心だ。
Todoistで「なるほど」タグを作る
Todoist利用法でもう一つ衝撃を受けたのが、「なるほどタグ」というものである。これは、日々の生活の中で「なるほど!」と思ったことをどんどん登録していくというもの。形式的にはタスクとして登録するが、あとで「なるほど」プロジェクトを振り返ることもできるし、その中からPDCAを回すネタにもなるかもしれない。
この中に「なるほど!」と思ったものを一日に5個以上追加していきたい。現時点(3日目)で13個になったが、一日5個は初心者にはハードルが高い。これを早く習慣化できるようにしていきたい。
スマホの防水セットを購入する
どんなときにも「なるほど」メモをTodoistアプリで取るために、著者の冨田さんは風呂場にスマホを持ち込んでいるとか。なぜならシャワー中にアイディアが湧きやすいとのこと。
そこで私もこの機会にスマホの防水ケースを購入することにした。(これで私がiPhone7ユーザーではないことがバレてしまったが。)購入したのはオウルテック 防水・防塵ケース(約1300円)。
XmindというMindmapをインストール
PDCAの計画(P)で役立つMindmap活用法についても『鬼速PDCA』では紹介されている。本で奨励されていたので、以下のリンク先のXmindというMindmapをインストールした。私は無料版を選択。恥ずかしながら今までマインドマップを利用したことはなかったので、ワクワク。
利用方法はまだまだ練習中だが、こちらのYoutube動画がわかりやすかった。最初の2分半を見るだけで、次々とマインドマップを拡張していけるようになる。
試しにマインドマップを作ってみた。こんな感じのものをぱぱっと作れて面白い。これから本格的に練習していきたい。
Google Calendarに2つのことを登録
まずは、Google Calendarで土曜日の午前中はPDCAタイムとして確保しておくことにした。この本の方法では、振り返りに充分な時間を割くことが前提となっている。それに振り返りは一見、地味で面倒な作業なので、ついつい逃げてしまう。そこで無理やり登録して時間を設定してみたぞ。
さらに、KPIを毎晩、毎朝、Google Calendarから通知が来るように設定した。これはGoogle Calendarに今年追加された新機能「Reminder」を利用した。利用方法はこちらの動画を:
youtu.be
鬼速PDCAシートをダウンロードする
これは本を購入した人限定。ダウンロードしてみると、本の後半で出てくるいろいろなシートがすべて格納されていた。
私の場合は、組織でのPDCAではなく個人でのPDCAなので、「なるほどシート」を前述のようにTodoistで管理することにした。でも、他のライフハッカーと「ライフハックなるほどシート」のようなものを共有して、お互いコメントし合えるGoogle Spreadsheetを作って運営できればすごく良いかも!と思った。(そういうのに関心のある読者がいたらぜひ連絡ください。)
また、私は第2章をじっくり読みながら計画(P)を立てたが、さっと立ててみたい人は10分間PDCAシートを使ってみるのも良いかもしれない。
鬼速PDCA解剖図を活用する
本を購入していない人でもダウンロードできるシートがひとつだけあり、次のリンク先の「鬼速PDCA解剖図」というものである。記事を引用すると、
あの分厚い本をA4一枚にまとめたらこうなる、という自信作である。本を読み進めるアシスト役としても使えるし、読了後に復習をする際にも重宝するし、日々の意識付けのためにトイレの壁に貼るという活用法もある(笑)。
ということだったので、早速トイレの壁に貼ったぜ!(笑)A4サイズの印刷で小さすぎないか心配だったが、ちょうど良かった。
ついでに、KPIを書いた紙を部屋にも貼ってみた。これは意識付けの方法として紹介されていたので取り入れてみた。スマホのバック画面もKPIに変えようか迷ったが、他の人に見られるとちょっと恥ずかしいので踏み切れず。意識付けを極めたい人はぜひ。