任天堂の中間決算 「ポケモンGO」効果で最終黒字

任天堂の中間決算 「ポケモンGO」効果で最終黒字
大手ゲーム機メーカー、任天堂の今年度の中間決算は、円高のマイナス要因はあったものの、スマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO」が好調だったことなどから、最終的な利益は380億円余りとなりました。
任天堂が、26日に発表したグループ全体の中間決算によりますと、売上げは1368億円余りで、円高のマイナス要因や家庭用ゲーム機器のソフトウエアの販売が不振だったことなどから、去年の同じ時期よりも33%減少し、グループ全体の決算の公表を始めた平成12年度以降最も少なくなりました。

しかし、スマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO」の人気を受けて、関連会社への投資利益が120億円に上ったほか、大リーグ、マリナーズの株式の売却益として627億円を計上したことなどで、最終的な利益は382億円余りとなりました。

任天堂の君島達己社長は「ポケモンGOは、想像以上の反響をいただいて大変ありがたい。既存のポケモン関連のソフトウエアの販売にも影響しているので今後も期待したい」と述べました。