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中国の漁船衝突で韓国が強硬方針、機関砲を積極的に使用 TPPなどで深まる亀裂…
韓国紙、朝鮮日報は中国漁船をめぐる記事で、仁川にある韓国海洋警備安全本部の関係者の感想をこう紹介した。「できることなら中国漁船を艦砲で撃ってしまいたいのだが…」「中国漁船のせいで死の危険にさらされた隊員がふびんでならない」
聯合ニュースによると、韓国側の対応はすさまじい。中国漁船が韓国の警備艇などを攻撃する場合、口径20ミリのバルカン砲や40ミリ砲などの艦砲で船体を攻撃したり、警備艦艇で体当たりしたりする強硬な対応を取るのだという。
経済、軍事の分野でも両国は現在、緊張関係にある。
韓国の周亨煥(チュ・ヒョンファン)産業通商資源相が10日、ソウルで経団連の榊原定征会長と会談し、TPPについて「参画を近く正式に決める」と明らかにした。朴大統領はこれまで、中国との経済関係を重視し、TPP交渉とは距離を置いていたのにだ。
THAADの韓国への配備をめぐっては、中国が反発した。国営新華社通信は配備決定が「半島の緊張を高めた」と、朝鮮半島情勢の緊迫化の原因が米韓にもあるような見方を伝えた。
現象だけを見れば、韓国の中国離れが始まっているようにも映る。だが、ジャーナリストの室谷克実氏は「強硬方針も口ではいっているが、韓国がどこまでやるかは分からない」として、中韓関係の今後について「韓国は何だかんだいって宗主国が怖くてたまらないから、何とか手を打とうとするのではないか」と予想する。結局は「出来レース」に終わるのか。