民進党執行部が、次期衆院選で参院からのくら替えに意欲を示す蓮舫代表について、比例代表単独で立候補し、東京ブロックの名簿登載順位1位とする案を検討していることが分かった。当初、東京の小選挙区での出馬を検討していただけに、「二重国籍」問題が直撃したため、逃げた可能性もありそうだ。
党関係者が21日明らかにした。東京の小選挙区は多くが現職や公認内定者で埋まっているため、比例単独候補とする案が有力になったという。
ただ、党内からは「党首なら、正々堂々、小選挙区で戦うべきだ」「楽な選挙をしたら駄目だ」(都連関係者)などと反発する声も出ている。
「二重国籍」問題では、違法性が指摘されているうえ、与党内では、蓮舫氏に政治倫理審査会で説明を求めるべきだという声も出てきている。