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JR東海、環境保全計画を提出 リニア工事で大鹿村と県に

 リニア中央新幹線の南アルプストンネル新設(長野工区)工事と、大鹿村内の発生土仮置き場計画地三カ所について、JR東海は二十五日、県と大鹿村に、環境保全措置などをまとめた資料を提出。自社ホームページ上に公開した。

 環境影響評価(アセスメント)書に基づき、大気や水、動植物などの環境要素ごとの保全措置の方法を記載。工事計画がまとまってきたとして、措置対象の工事箇所も載せた。今後実施する事後調査やモニタリングについては、場所と頻度を記述した。

 大鹿村民を対象とした九、十月の説明会で既に発表した内容以外には、植物の保護に関する措置を新たに盛り込んだ。希少種の生息場所をできるだけ回避して工事施設やヤードを設計し、影響の低減措置をとる。どうしても回避できなかった場合は、工事前に移植などをするとしている。

 具体的な回避場所や種は、希少種保護のため公開した資料では省いた。

 (服部桃)

 

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