10月25日 18時53分
国連の関係者や各国の専門家らが国際的な人の移動に関する問題を話し合う、国際メトロポリス会議が25日から名古屋市で始まり、ヨーロッパ各国で深刻化する難民の受け入れ問題などについて意見が交わされています。
国際メトロポリス会議は難民の受け入れや定住外国人への支援など、国際的な人の移動に関する問題を話し合う会議で、21回目の今回は多くの外国人労働者が住む愛知県がアジアで初めての開催地に選ばれました。
名古屋国際会議場で、25日から始まった会議には国連や世界銀行などの国際機関の関係者や海外の大学の研究者など、約150人が参加しました。
会議の冒頭では名古屋市の河村市長が「自分とは違う国の人に寛容になれない人もいる。難しいかもしれないが、広く受け入れられるよう取り組んでいこう」と英語でスピーチしました。
このあと、最初の議題として、ヨーロッパ各国で深刻化する難民の受け入れ問題が取り上げられ、出席者からは「難民を保護するだけでなく、積極的に雇用を提供して人材を活用すべきだ」といった意見が出されました。
会議は10月28日まで開かれ、定住外国人と地域住民との共生を目指した、津市の取り組みが紹介されるなど、さまざまなテーマについて話し合われることになっています。
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