松坂屋銀座店跡地に大規模複合施設が来年4月オープンへ
東京・銀座にあった「松坂屋銀座店」の跡地などで進む再開発事業の詳細が26日に発表され、有名ブランド店に加えて、観光バスの乗降施設、それに能楽堂などを備えた大規模な複合施設として来年4月にオープンすることが明らかにされました。
デパートなどを展開するJ.フロント リテイリングや大手不動産会社の森ビルなど4社は、3年前に閉店した東京・銀座の「松坂屋銀座店」の跡地周辺で再開発を進めています。
再開発事業について、4社が26日に記者会見し、新たな施設の名称は「GINZA SIX」とし、オープンは来年4月20日と発表されました。
施設は地上13階、地下6階で、延床面積は14万8700平方メートルで、オフィスや商業施設などが入る大規模な複合施設になるということです。
このうち、銀座エリアで最大となるという4万7000平方メートルの商業施設の部分には国内外の有名ブランド店などおよそ240のテナントが入る予定で、半数が店舗規模や品ぞろえなどで各ブランドを代表する「旗艦店」となるとしています。
また、多くの外国人旅行者が訪れる銀座という立地を生かして、1階には観光バスなどの乗降スペースや観光案内やチケットの発券などができる観光拠点が設けられるほか、地下3階には能楽堂も設けられます。
このほか、寿司や天ぷら、焼き鳥など8つの専門店がそろう350席規模のフードエリアや屋上庭園なども整備されるということです。
会社側は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて増加が見込まれる外国人旅行者を含め、銀座を訪れた人たちが楽しむことができる中核的な施設にしていきたいとしています。
再開発事業について、4社が26日に記者会見し、新たな施設の名称は「GINZA SIX」とし、オープンは来年4月20日と発表されました。
施設は地上13階、地下6階で、延床面積は14万8700平方メートルで、オフィスや商業施設などが入る大規模な複合施設になるということです。
このうち、銀座エリアで最大となるという4万7000平方メートルの商業施設の部分には国内外の有名ブランド店などおよそ240のテナントが入る予定で、半数が店舗規模や品ぞろえなどで各ブランドを代表する「旗艦店」となるとしています。
また、多くの外国人旅行者が訪れる銀座という立地を生かして、1階には観光バスなどの乗降スペースや観光案内やチケットの発券などができる観光拠点が設けられるほか、地下3階には能楽堂も設けられます。
このほか、寿司や天ぷら、焼き鳥など8つの専門店がそろう350席規模のフードエリアや屋上庭園なども整備されるということです。
会社側は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて増加が見込まれる外国人旅行者を含め、銀座を訪れた人たちが楽しむことができる中核的な施設にしていきたいとしています。
銀座では商業施設の開設・改装相次ぐ
日本を代表する商業地、東京・銀座では、新たな商業施設のオープンや店舗を改装する動きが相次いでいます。
ことし3月には、銀座の数寄屋橋交差点近くの複合ビルの跡地に大型の免税店などが入った地上11階、地下5階の大型の商業施設「東急プラザ銀座」がオープンしました。
先月には、銀座4丁目の交差点に面している「サッポロ銀座ビル」などが再開発され、高級レストランや電化製品や車のショールームを備えた複合商業施設「GINZA PLACE」がオープンしています。
さらに、女性向けの衣料品で人気を集める「プランタン銀座」も大規模な改装を行い、名称を「マロニエゲート銀座」に変更して来年3月中旬から全館で営業する計画です。
デパートや高級ブランド店が立ち並ぶ銀座は、日本人の買い物客だけではなく、多くの外国人旅行客も訪れる場所だけに、再開発や改装で訪れる人のニーズを捉えることができるのか注目されます。
ことし3月には、銀座の数寄屋橋交差点近くの複合ビルの跡地に大型の免税店などが入った地上11階、地下5階の大型の商業施設「東急プラザ銀座」がオープンしました。
先月には、銀座4丁目の交差点に面している「サッポロ銀座ビル」などが再開発され、高級レストランや電化製品や車のショールームを備えた複合商業施設「GINZA PLACE」がオープンしています。
さらに、女性向けの衣料品で人気を集める「プランタン銀座」も大規模な改装を行い、名称を「マロニエゲート銀座」に変更して来年3月中旬から全館で営業する計画です。
デパートや高級ブランド店が立ち並ぶ銀座は、日本人の買い物客だけではなく、多くの外国人旅行客も訪れる場所だけに、再開発や改装で訪れる人のニーズを捉えることができるのか注目されます。
J.フロント社長「銀座で百貨店やらない」
大手デパートの「大丸」や「松坂屋」を運営するJ.フロント リテイリングの山本良一社長は、今回の再開発事業について、「これまでの百貨店のビジネスモデルは、今後50年先を考えたときは通用しないと考え、銀座で百貨店はやらないと決めた。新しい施設はすべての店舗をテナントにし、国内や海外の観光客、銀座近辺の会社員などをターゲットにした単純に高価格ではなく、商品の作り手のこだわりを感じるような独自性の高いブランドを集めている。観光客の誘致で、海外の都市との競争が激しくなる中で、今回の商業施設がこの競争を勝ち抜く強みになると考えている」と述べました。