五輪競技会場見直し カヌー関係者へのヒアリング
東京オリンピック・パラリンピックのボート・カヌーの競技会場の大幅な見直しを提案している東京都の調査チームが、26日、カヌー関係者へのヒアリングを行いました。調査チームでは3つの競技会場の見直しを提案していて、関係する競技団体からのヒアリングはこれが最後となり、近く、最終的な報告をまとめることにしています。
都の調査チームは、4年後の東京大会のボート・カヌーの競技会場について、先月、大幅な見直しを提案し、東京・臨海部の「海の森水上競技場」の恒久的な施設か仮設施設として整備する案と、宮城県登米市にある長沼ボート場へ変更する案の合わせて3つの提案を示しています。
これを受け、調査チームは26日、都庁で日本カヌー連盟の成田昌憲副会長などへのヒアリングを行いました。
この中でカヌー連盟側は、長沼ボート場はコースの幅や長さなどがカヌー競技向けに整備されていないため、競技を行うことができないと伝えたということです。そのうえで、これまでの予定どおりに「海の森水上競技場」で競技を行ってほしいと主張したということです。
競技会場の見直しが提案されている競技団体へのヒアリングはこれが最後となり、調査チームは、これまでに聞き取った意見などを踏まえて近く、最終的な報告書をまとめることにしています。
小池知事は、来月1日に開かれる方向で調整が進められている「都政改革本部」の会合で報告を受けたあと、判断を示すことにしています。
これを受け、調査チームは26日、都庁で日本カヌー連盟の成田昌憲副会長などへのヒアリングを行いました。
この中でカヌー連盟側は、長沼ボート場はコースの幅や長さなどがカヌー競技向けに整備されていないため、競技を行うことができないと伝えたということです。そのうえで、これまでの予定どおりに「海の森水上競技場」で競技を行ってほしいと主張したということです。
競技会場の見直しが提案されている競技団体へのヒアリングはこれが最後となり、調査チームは、これまでに聞き取った意見などを踏まえて近く、最終的な報告書をまとめることにしています。
小池知事は、来月1日に開かれる方向で調整が進められている「都政改革本部」の会合で報告を受けたあと、判断を示すことにしています。
カヌー連盟「計画どおり海の森水上競技場で」
日本カヌー連盟の成田昌憲副会長は、東京都の調査チームのヒアリングのあと取材に応じ、「変更先にあがっている長沼のボート場は、ボート場としての整備はされているが、カヌー会場としてはコースの幅や長さが違ううえ、スタートの場所は風が強く吹いていて、どうしようもない。海の森水上競技場でも風の問題が出ているが、それよりもひどいので使い物にならない」と話しました。
そのうえで「経費の見直しには応じるが、これまでに何度も都や組織委員会などと協議を重ねて『海の森水上競技場』が最善の会場だと準備を進めてきた。これでお願いしたいと伝えた」として、計画どおり海の森水上競技場での実施を要望したと話しました。
そのうえで「経費の見直しには応じるが、これまでに何度も都や組織委員会などと協議を重ねて『海の森水上競技場』が最善の会場だと準備を進めてきた。これでお願いしたいと伝えた」として、計画どおり海の森水上競技場での実施を要望したと話しました。