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【コラム「5分でわかるツーリズム」】GSAとはどんな会社?

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『週刊トラベルジャーナル』2016年10月24日発行号
  • 『週刊トラベルジャーナル』2016年10月24日発行号
―旅行業界でGSA(ジー・エス・エー)ってよく聞くけど何をする会社?

 GSA とは、ひとつの会社のことを指しているのではなくGeneral Sales Agentの略称。日本語に訳せば「販売総代理店」だね。一番よく使われるのは航空業界だ。たとえば日本へ直行便を飛ばしているオンライン航空会社は、支社などの形で自社の営業拠点を日本に構えることが多いけれど、直行便のないオフライン航空会社の場合はGSA として日本に拠点を置くことも多い。

 GSA は、航空会社になり代わって航空券の販売や予約、発券業務、さらには日本市場での広報宣伝やマーケティング、営業活動などを総代理店として全面的に請け負うんだ。オフライン航空会社の場合は、自前の営業拠点を作るほどコストはかけられないが、一定の顧客がいたり、期待できる市場では、GSA に業務委託するほうが合理的だからね。事務所を開設するコストが高い国や地域、独特な商習慣や文化のある国では、GSAの方が有利な面が多い。日本は商習慣や言葉で特異な面があるうえ、以前は事務所費用も他国に比べてかなり高かったのでGSA が重宝された。

 GSA 側は、特定の地域や国で契約相手の航空会社として活動し、航空券販売額の数%を業務委託料や販売手数料として得ることで成り立っている。
《トラベルジャーナル》

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