ボブディラン、ノーベル文学賞はどうするのでしょうか。辞退するのなら「せっかくですが、要りません」と一言連絡すれば済む話なのに何も事態をこじらせなくても、と思ったりするのですが。
それはともかく、文学というのは私にとってはほぼ理解不能でして、それは重々自覚しているのにまた懲りずにちょっと読んでみようかなと・・・。ええ、購入して案の定後悔です。あのお方の短編集。
以下、ネタバレありなのでご注意ください。
〇表題作「 レキシントンの幽霊」
アメリカのレキシントンの裕福な建築家と仲良くなった「僕」。ある時1週間ばかりの留守番を頼まれて、初日の夜中に目を覚ますと階下で大人数の気配がする。パーティーをやっているかのような・・・。幽霊だろうと結論づけて寝室に戻る。幽霊が出たのは初日だけだったので、友人には何事もなかったと報告。半年ほどして彼に会うと妙に老けていて、親が死んだときに2週間も寝続けたとかいう話を聞かされた。
〇「緑色の獣」
夫が仕事に行った後その妻が庭を見ていると、土中から緑色の鼻の長いモグラみたいな生き物が出てきて玄関から入ってきた。この獣、人の心が読める。そしてプロポーズをしに来たのだと言う。厚かましい獣、と心で思うと獣は哀しんで色も紫に変わった。そこで女は心の中でその獣を滅茶苦茶に拷問すると、だんだん姿がかすんで最後に目だけが残ったが、やがてそれも消えてしまった。
まだ2作品しか読んでないんですが、こんな感じです。一応小中高と国語の授業は受けたので字は読めるし、情景も想像できます。ですが、読んだ後に作者が言いたかったことがまるで分からない。これは謎かけなのでしょうか?あるいは、意味が分からなくてもただその文章を味わえばいいのでしょうか?
Amazonのレビューすら何を言っているのか分からない。文学恐るべし・・・。
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