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【４歳男児不明】
所在確認、３年前が最後 母親「夫がどこかへ連れて行った」
堺市北区に住民票がある４歳の男児が安否不明となり、この男児分の児童手当をだまし取ったとして両親が詐欺容疑で逮捕された事件で、平成２５年１２月を最後に男児の所在が確認できていないことが２５日、大阪府警への取材で分かった。男児の安否について、父親は「言えない」と供述。母親は「夫がどこかへ連れていったまま分からない」と説明しており、府警は男児の所在確認を進めている。
逮捕されたのは父親の鉄筋工、梶本卓（３５）と母親で無職、千穂（３２）の両容疑者＝堺市北区常磐町。
府警捜査１課などによると、両容疑者は昨年１２月、大阪府松原市から堺市北区に転居。今年５月２０日、堺市から「男児と面会できない」などと府警に相談があり、捜査を始めた。両容疑者には男児を含めて４人の子供がいるが、長男の男児のみ安否確認ができない状態で、両容疑者が松原市内に居住していた２５年１２月、男児を施設から引き取った。しかし、両容疑者の長女が小学校に入学した昨年４月、学校関係者らが自宅を訪れた際は、男児の姿を確認できなかったという。