韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の支持率が、就任後の最低値を更新した。韓国ギャラップが21日に発表した世論調査の結果によると、「朴大統領を支持する」という回答の割合は、就任後の最低値を記録した先週の26%をさらに1ポイント下回る25%だった。これで朴大統領の支持率は、9月第2週の33%から5週間連続で下落したことになる。
一方、不支持は先週より5ポイント増えて64%になり、就任後最高値に達した。不支持の理由としては「コミュニケーションが不十分」(17%)が最も多く、次いで「経済政策」(12%)、「人事問題」(7%)と続き、さらに「チェ・スンシル氏およびミル財団・Kスポーツ財団疑惑」(4%)が加わった。
これに対し、最大野党「共に民主党」の支持率は今年最高の29%となった。与党セヌリ党の支持率も29%で同率となった。共に民主党がセヌリ党と支持率で並ぶのは、朴槿恵政権発足後は初めて。今回の調査の標本誤差は、95%の信頼水準でプラス・マイナス3.1ポイント。