文科省 新テストの採点 一部を民間業者に委託の方針

文科省 新テストの採点 一部を民間業者に委託の方針
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大学入試センター試験に代わり、平成32年度から始まる新たなテストについて、文部科学省は初めて記述式の問題が導入されることをうけて、採点の一部を民間業者に委託する方針を固めました。
文部科学省は平成32年度から、今の大学入試センター試験に代わり、知識や技能だけでなく、思考力や判断力についても問う新たなテストを実施することにしています。

このテストでは、マークシート方式に加えて、初めて記述式の問題が導入されることから、文部科学省は従来のように大学入試センターだけで採点を行うのは難しいとして、大学と共同で実施する予定でした。

しかし、大学側から負担が大きいなどと反発が出たことから見直しを進めた結果、民間業者に採点を委託する方針を固めました。
文部科学省は、記述式の問題がどのくらいの文字数ならば公平で迅速な採点が可能かどうか、具体的な検討を進めています。

一方で、同じ記述式でも文字数の多い問題については、大学側に採点を依頼する方針で引き続き協議することにしています。