中学校で理科の実験中にフラスコが破裂 9人けが

中学校で理科の実験中にフラスコが破裂 9人けが
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25日午後、福岡県うきは市の中学校で、理科の実験中に塩酸を入れたフラスコが破裂して破片などが飛び散り、1年生の生徒9人がけがをしました。
25日午後2時すぎ、福岡県うきは市の浮羽中学校の第3理科教室で、55歳の教諭が、1年生の理科の授業中に、塩酸に亜鉛を入れて水素を発生させる実験をしていたところ、塩酸などを入れていたフラスコが破裂して破片や液体が飛び散りました。

学校や警察によりますと、このため実験を見ていた生徒7人がガラスの破片で顔や手にけがをしたほか、2人が目の痛みを訴え、合わせて9人が病院に運ばれました。いずれもけがの程度は軽いということです。

当時、教諭は実験台の周りに生徒を集めて実験を見せていたということで、学校によりますと、先週別の2つのクラスで同じ実験を行った時は異常はなかったということです。警察が、フラスコが破裂した原因や実験の進め方に問題がなかったか調べています。
高橋敏夫校長は「破裂した原因は分からないが、生徒がけがをしたので、このようなことが二度とないよう実験のしかたや器具について考えたい」と話しています。