GSユアサ、売上高200億円下方修正 3月期予想、円高影響
GSユアサは25日、2017年3月期の連結売上高予想を期初発表の4100億円から3600億円(前期比1・5%減)に下方修正した。急激な円高が収益を押し下げ、減収に転じる見込み。
円高の進行を受け、期初の想定為替レート1ドル=115円を10月から105円に見直す。パナソニックから譲り受けた鉛蓄電池事業会社の業績連結が10月にずれ込み、3カ月分の売上高を計上できなかったことも響く。
一方、円高に伴う鉛調達価格の低下に加え、海外の税負担の減少で純利益予想は期初の120億円(32・9%増)を据え置いた。
16年9月中間の連結業績予想も修正し、売上高は期初より200億円引き下げて1600億円(前年同期比6・5%)とした。純利益は同10億円多い40億円(10・6%増)で、減収増益となる見通し。
【 2016年10月25日 22時32分 】