【コラム】力を備えてこそ堂々とできる=韓国(2)

【コラム】力を備えてこそ堂々とできる=韓国(2)

2016年10月20日13時08分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
comment
0
share
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixi
  ふとインドを思い出した。インドは4月にグローバルファイアパワーが調査した126カ国の軍事力順位で米国、ロシア、中国に続き4位に上がった。昨年7位だった韓国は今年11位に落ちたのに対し、日本は9位から7位に上がった。北朝鮮は25位を維持した。インドは自国の防衛を特定陣営や国に依存せず自主国防力を育てた。

  注目すべき点は、インドが空母運用国という事実だ。米国(運用基準11隻)、英国(1)、フランス(1)、ロシア(1)、イタリア(2)、スペイン(2)、タイ(1)、ブラジル(1)、中国(1)とともに空母運用10カ国のひとつだ。1987年に英国の2万8700トン級退役空母のハーミーズを買い入れ再整備した後、「ビラート」という名前で使ってきた。最近ロシアから旧ソ連の4万5400トン級退役空母「ゴルシコフ」を購入し、「ビクラマーディティヤ」という名前で運用中だ。来年ごろには独自建造の軽空母である4万トン級「ビクラント」が就役する。ミグ29K12機と8機の第5世代超音速戦闘機のHALテジャス、10機のヘリコプターを搭載できる。2022年にはさらに強大な6万5000トン級「ビシャル」が就役予定だ。

  6万7500トン級の旧ソ連の未完成空母「ワリャーグ」を購入し「遼寧」に改造した中国より先を行く。中国は現在新型空母「北京」を独自に建造中だ。インドは初の自国産原子力潜水艦の6000トン級「アリハント」もすでに開発し試験運航中だ。

  経済力とともに国防力まで育て南アジアの大国に浮上したインドは、国境を接する中国と競う力を備えた。すると米国がまず接近に乗り出している。オバマ米大統領はインドのモディ首相と2年ほどの間に7回も会い熱い抱擁を交わした。韓米関係とは比較にならない熱気だ。11月8日の米大統領選挙を控え、ワシントンでは「安保無賃乗車論」も盛んに議論されている。決断が必要だ。

  チェ・インテク論説委員
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事