新聞を読んでいて、ふと気になったことがあります。もう疑問になって10年以上はたちます(汗)
それは「様」と「さま」の違いと使い方。
皇族の方の敬称が必ず「さま」になっているのです。なぜ「ひらがな」なの?
恥ずかしながら10年以上ほったらかしていた疑問を調べてみることにしました。まずは皇室の方の敬称という視点から「さま」と「様」の使い方を調査しました!
そして、ビジネスやメールではどうなのか?
もしあなたが同じ疑問をもっているならぜひ読んでみてください♪一緒に解決しちゃいましょう(^ω^)
正しい皇族の呼び方はあるの?
「さま」の疑問を持つきっかけは皇族の呼ばれ方。まずはこれを解決するため、本当の正しい呼び方があるのか調べました。
そしたらやはりありました!
正式な呼び方は、「陛下」「殿下」を使用します。天皇陛下、皇后陛下、天皇皇后両陛下、皇太子殿下、皇太子妃殿下などです。
皇室典範第4章第23条
1 天皇、皇后、太皇太后及び皇太后の敬称は、陛下とする。
2 前項の皇族以外の皇族の敬称は、殿下とする。
法律でも きちんと決められているのですね。
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皇族が「さま」になった経緯
ではなぜ「さま」になったのか?決められた正式名称はあるものの、これでは固い印象が強い。マスコミも耳障りでない表現を用いたかったのです。
昭和22年、報道と宮内庁で「最上級の敬語を、普通の言葉の範囲内で」という基本合意がなされました。
それから昭和27年4月14日には文化庁国語審議会が行われ、「これからの敬語」という敬語の使い方についての建議が示されました。
この内容が「敬語」の基本方針となり、1989年ごろ
- 「親しみやすい敬称」
- 「開かれた皇室」
をイメージして報道機関が
報道に関しての敬称にはひらがなを使い、柔らかな表現を使おうと自主的に判断しました。
1989年といえばまだ私は子どもだったので漢字の「様」を使った表現を見た記憶がないはずです。
法の下では、みんな平等という考えですから、皇族に「さま」をつけるというより、「さま」をつける特定の人物というと皇族の方だ、ということになるのですね。
とっても勉強になる記者ハンドブックの存在
報道の世界では「記者ハンドブック」なるものが存在するようです。
そこには
- 「様」は一般敬称で、報道では「氏、さん、君、ちゃん」を使う。
- 「様」と使う場合は観音様、王様、神様、殿様、仏様などの場合。
- 「さま」は皇太子さま、お客さま、奥さま、皆さま
というように皇室の呼び方も記載されていて、「さま」を使う様になっているそうです。この記者ハンドブックは一般に売られているので、誰でも購入できるものですので興味があれば見てみると面白いと思います。
内容は
言葉の使い方、書き方、間違いやすい会社名、間違いやすい言葉など、私たちも勉強したい内容になっています。
レビューにも記者や編集者だけが使うのはもったいないとあります!ビジネスにも使える内容満載。わたしも読んでみたいと思います!
ビジネス文書や、お手紙の場合の「様」の使い方
皇族がどうか?という視点で見てきましたが、実際の文書や手紙ではどうでしょうか?
「さま」は記者ハンドブックに皇族に使用するとされた内容。
一般的には?漢字がいいの?ひらがながいいの?
「様」という漢字にはもともと様子を表す意味があります。ありさま、〜するさま、生きざま、などの使い方がそうですね。
「さま」には「あなた(さま)」という意味がありました。
同じ読み方だったことから「様」の漢字が一般的になりましたが 、「様」という漢字に敬意を表す意味は含まれてなく、あなたという意味を持つ「さま」に当てはめられた使い方だったのです。
そういう点でも皇族について「様」ではなく「さま」を使うのですね。
上記のことから本来は「さま」を使う方がいいのでしょうが、 一般的なビジネス文書や手紙の宛名には「様」を使う場合が圧倒的に多いです。
やはり「さま」を使うとなぜ漢字じゃないの?と違和感を感じる方がいます。
しかし
- 柔らかい表現
- 親近感
をだすため、だんだんと「さま」を使うことが増えている事も事実です。
いろいろな議論がありますが、現在は「様」が主流で、「さま」はこれから増えていくかどうか?と覚えておくといいですね。
編集後記
10年以上抱えてきた疑問がとけてスッキリです!
「様」は仕事で使わない日はない!違いをわかった上で日々「様」を使うことはとても意味のあることだと思います。
同じ疑問を持つかたに少しでも役に立てていると嬉しく思います(*´∀`人)

